蒼の間
□不必要
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先月からパート社員として働き始めた私。
父親が古い友人とばったり会ったらしく、家に帰るとその友人さんがいた。
我が家では昔からよくある話。
ざっくばらんな父は、よく知り合いを連れくる。
簡単に挨拶を済ませ、お茶をお出しするまでは、お決まりのパターンだ。
その友人さんは、お茶を啜ると...
『うまい!じつにうまい!』
大きな声にびっくりしたけど、早く部屋を出たかったので、ありがとうございますと会釈をして、私は部屋を後にした。
その後、どういう話になったのかは知らないが、ありがたいことにその友人 近藤さんの会社で働けることになっていた。