V小説。

□先輩の危険な教え。
2ページ/2ページ

「ヒロトーっ!!たっだいまぁーっ!!」

ヒロトの部屋のカギは開いていた。

俺は、いつもの要領で勝手にあがりこんでヒロトを呼ぶ。

「ヒロトぉーっ!!将くん来たよぉーっ!!」

「ちょっ、何事っ?!そんな大きな声出さなくたってちゃんと聞こえるからっ!!近所迷惑でしょうが!!」

「あ、ヒロトぉww」

ぎゅっ。

「ぅわっ!!お酒くさっ…ちょっと将くん、酔ってるの??」

「ぅーん、酔ってるかもねぇ、ヒロトにっww」

「はぁ??」

抱きしめた時のこのフィット感、

ヒロトの匂い、

ペタンとした髪の毛に、

へにゃんとしたスッピン。

全部が、俺の性欲をかきたてる。

「とりあえず、シャワーだけでも浴びてきて。俺疲れたから、先に寝てr…」

「だめっ」

「え??」

そぅだ、俺は男らしく居なきゃいけなぃんだ。

ヒロトは、男らしい俺を待ってるハズ。

ドSな俺が、見てみたいハズ。

ガシッ!!

俺は、少し乱暴にヒロトの肩を壁に押し付けた。

「触ってみろよっ」

ちょっと強気な口調を意識しながら、ヒロトの手を俺のに触らせる。

「あっ…えっと…ごめん将くん、俺今そぅいぅ気分じゃなっ…」

「俺は今すぐオマエを抱きたいんだよ。いぃだろ??」

よし!!決まった!!

決まったぞ、俺っ!!

「ちょっ、待っ…」

いつもと違う男らしぃ俺に戸惑ってるのか、ヒロトは両手で俺の体を押し退けようとする。

でもここで引いたらダメだ。

俺はヒロトより強い力で体を引き寄せて、可愛ぃ唇を奪う。

あぁ、ヒロトの味…

じゃなぃ。

歯みがき粉の味がする。

どうやらホントに寝るつもりだったらしい。

フフッ…

そぅはいかなぃよ、お嬢さん。

今夜は寝かせなぃぜ??(←壊)

「んっ…んんっ…」

ヒロトが俺の腕の中でもがく。

きっとこれも照れ隠しなんだろう。

無理矢理犯されちゃう自分に、実は感じてるけど、それがバレるの嫌だから、一応抵抗したいのが乙女心なんだろ??

虎氏がそぅ言ってた。

「んんーっ!!ん…」

舌で、ヒロトの口の中を隅々まで味わって、

ポテッとした下唇に噛み付いて、

ヒロトの舌に吸い付いて、

今までになぃくらいの激しいキスをしてあげると、

ヒロトは俺の背中に痛いくらぃにしがみついてきた。

俺は、そんなヒロトを乱暴にソファーに転がす。

「んはぁっ…将くんなんでっ…こんな…」

ん??

なんでこんなに今日はカッコ良いのかって??

それはヒロトが可愛ぃからだよww

俺は、高ぶる気持ちでヒロトの服を全部取っ払う。

途中でヒロトが抵抗して、ちょっとてこずったけど、

今目の前には、生まれたままの姿になって、ソファーで丸まってるヒロトがいる。

小さくて、細くて、白くて、可愛いカラダ。

全部舐めまわしてあげたくて、

俺は自分の服も一気に脱ぎ去り、ヒロトを組み敷く。

「…将…くん??」

「ヒロト…」

「俺、眠たいから…」

「ヒロトぉっ!!」(←聞いてなぃ)

あぁ、今すぐにでもあんなことやこんなことがしたぃ…

でも焦っちゃダメだぞ、俺。

余裕を見せなくちゃ…

とりあえず、固く閉じられたヒロトの足を割り、

折れそうに細い足首を持ち上げて、大きく開かせる。

「ちょっ!!…しょお…くっ…」

次はどぅしよぅかと考えて、美味しそうな太ももの内側に舌を這わせてみた。

「ぃやぁ!!やめっ…」

き、

キターッ!!!!

俺は、嬉しくなって、反対側も同じように舐めあげる。

「やだぁっ!!将くんやめて…」

潤んだ瞳。

赤く染まった頬っぺた。

これだ!!

虎氏が言ってたやつだっ!!

こぅいぅ時の「いやだ」と「やめて」は、えっと、何だっけ??

とにかく、アレだろ??

欲望の裏返し的な意味なんだったよな??

信じちゃいけなぃんだったよな??

そぅか、ヒロト、もっとシテ欲しいのかっ…

目に、あんなに涙を溜めちゃって…

可愛ぃ奴め…

俺は、ヒロトの足首を高く持ち上げたまま、

耳から首筋、鎖骨、そして突起へと舌を這わしていく。

まだ、お風呂から上がったばかりなんだろう。

ボディソープのいぃ匂いがする。

「んっ…はぁ…や…だぁってばっ…んあっ…」

俺の舌がヒロトの赤い突起を掠める度に、

ヒロトはビクンと体を震わせる。

俺は、体中を舐めまわし、撫でまわしてから、

焦る気持ちを抑えてゆっくりとヒロトの中心に手を伸ばした。

俺の手のひらに余裕で収まるサイズのヒロトの可愛ぃソレは、

ツンと上を向いて硬くなってる。

「あぁっ!!ん…」

ヒロトは、可愛ぃ声を上げて、俺の二の腕をギュッと掴んできた。

触るなとばかりに、俺の手をどけよぅとする。

「こーんな感じてるのに、まだ抵抗すんの??」

俺は、わざとヒロトの耳元で言ってやる。

ヒロトが目を見開く。

いつもの将くんじゃなぃ!!と思ってるんだろ??

そぅさ、俺は今日からもぅ、いつもの将くんじゃないんだよ。

ヒロトが喜ぶことを、たくさんしてあげる。

「将くんのヘタレなとこが大好きです」なんてファンレターは、もう受け取ってやるもんか。

俺は、ヒロトのを触りながら、もぅ1度、チュッと軽いキスをして、

唇を下半身に移動する。

最初は、チロチロと舐めて、

蕾を口の中で転がして、

そして、くわえこむ。

「んあぁっ!!あっ…やっ…」

今度こそ、ヒロトの味。

あぁ、ヒロト…

俺の可愛ぃヒロト…

愛してるぜヒロト…

「んっ!!あぁ…あっ!!んぁぁっ…」

裏筋に舌を当てて、

わざと音を立てながら、


唾液をたっぷり絡ませて、激しく口を動かす。

「あぁ!!やだぁ…んっ!!」

ヒロトは、身を捩らせながら、啼いている。

俺のもすでに、触ってもなぃのに凄いことになってる。

「あぁっ…やっ、もっ、はやくっ…」

きっ、

キタキタキターッ!!!!

「はやく」って言ったよな、今。

「はやく」って言われたら、焦らすと可愛くなるんだったよな??

「俺が欲しいの??ヒロト…」

先端から溢れたヒロトの蜜を、狭い入り口に擦り付けてやりながら、聞いてみる。

「んっ…もっ…そぉゆことでいぃから…はやくっ」

「だぁめww」

あ、そぅだ、

指じゃなくて、何か意外なものを使うと喜んでもらえるんだっけ…

何がいぃだろぅか…

俺は、ヒロトの部屋を、見渡して、使えそぅな物を探す。

部屋の隅っこに、体を丸めて爆睡中の、ヒロトの愛犬モグがいる。

そのモグのすぐ傍に落ちている、犬用おもちゃが目に入る。

いぃかもしれなぃ!!

俺は、一旦ヒロトから離れ、モグのオモチャを手に取る。

モグ、ちょっとこれ、ご主人様に貸してあげてな??

「将…くん??」

ぃや、でもちょっと固すぎて痛いだろぅか…(←聞いてない)

「将くんってばぁ…」

てか、雑菌とか入ったら大変だよな…

洗った方がいぃかな…(←必死)

「将くん俺、マジ今日疲れてるから…早くっ…」

ぃやダメだっ!!

ドSにならなきゃなのに、何細かいこと心配してるんだ、俺っ!!

よし、このオモチャでヒロトを…

オマエは俺だけの仔犬だぜ、とか言ったら、カッコ良いかな…

「何でもいぃから早く終わらせて寝かせてってばぁーっ!!!!」

ビクッ!!

「あ…ごめん……」











結局、

なぜかヒロトに怒鳴られて、

オモチャは使うことはなく、

いつもはすぐにイッちゃうヒロトなのに、

俺が果てた後で、俺の手の中で静かに吐き出し、

今は、ベッドの上で、俺に背を向けて寝てる。

「ねぇ、ヒロト…」

「入って来ないで!!帰って!!」

「ぃや、もぅ電車もなぃし…」

「じゃあ床で寝れば??」

「え、ちょっとヒロトぉ…」

「触んなっ!!将くんなんて知らない!!バカバカバカバカバーカッ!!!!」

ヒロト…

なんで??

ねぇ、虎氏先輩…

この「バカ」も、「愛してる」って、意味なんでしょうか??

実はヒロトはカラスのスケジュールがハードで、ホントに疲れてて睡眠不足だったということも、

この一件でヒロトから禁欲3ヶ月の刑罰を喰らうことも、

虎氏から伝授されたテクニックをちゃんと使いこなしたと信じてたのに、どうやら完全に俺の勘違いらしいことも、

この時の俺は、

まだ知らない。










<翌日>

ヒ「ひどぃよ!!俺疲れてるって言ったのに!!前の日あんまり寝てなくて眠かったのに!!お風呂上がりだったのに!!めっちゃお酒くさい体でさぁ…すっげぇ悪酔いしててさぁ…ふえっ…ぐすっ…なおさぁーんっ」

Na「よしよし。怖かったね??ヒロトは何にも悪くなぃからね??」

ヒ「ぅっ…もぉ俺、将くんが分かんねぇよ…嫌だって言ったのに、やめてって何度もお願いしたのに…」

沙「はぁーん。一体将くんはどこで誰の影響を受けたのかねぇ〜」

虎「はは…誰だろぅなぁ〜」

ヒ「しかもだよ!!将くんの奴、モグのお気に入りのオモチャをっ…そんなことにっ…ありえない!!許さない!!最っ低!!ねぇ沙我くんどぉ思う?!」

沙「最低だな。誰に教わったんだか、異物プレイなんて…なぁ虎氏っ」

虎「う〜ん、誰かなぁ…」

Na「あれ??でも確か昨日の夜って将くん虎氏と…」

虎「ちょっ!!待て!!ストップNaoさん!!違うんだって!!落ち着いて!!」

沙「オマエが落ち着けよっ…」


終わり。
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ