V小説。
□猫の気持ちが知りたくて。
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<黄泉が寝てる部屋>
「はぁ…絶対言い過ぎたよなぁ…」
「何??さっきの話??」
「ぅん。咲人、哀しそうな顔してたもん…」
「気にすんなって。ゾジのこと思ってキレてくれたんだろ??」
「そぉだけど…」
「俺は嬉しいよ??柩のそぉゆぅとこ、大好き」
瑠樺が柩の頭を撫でる。
黄泉が寝てる部屋。
ベッドの横。
黄泉は風邪薬が効いて、眠ってる。
「たぶん、咲人も柩のそぉゆぅとこ、大好きなんじゃね??」
「えぇー、そんなことなぃよ!!俺よりゾジさんの方が大事なんだぁとか言って拗ねてるよ咲人のことだから…」
「ハハッ…確かにそれも間違っちゃいないかもなっ」
「瑠樺さん、着替えて来たら??衣装、窮屈でしょ??俺がゾジさん見ててあげるからっ」
「あぁ、じゃあそぅする。悪いな、すぐ戻るから…」
「ぅん、任せてっ!!」
瑠樺は、もう1度柩の頭をポンポンと撫でて、部屋を出た。
柩は、熟睡してる黄泉の顔を眺めながら、咲人のことを考える。
「やっぱり絶対言い過ぎたよなぁ…死んじゃえはなぃよなぁ…」
黄泉は少し苦しそぅな寝息を立てている。
「咲人の言い分も一理あんだよなぁ…謝んなきゃだよなぁ…気まずいなぁ…」