V小説。

□早朝発の新幹線。
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新幹線の中。

東京から、福岡への長旅。

俺の隣には咲人。(当たり前だけど)

一個後ろの座席に新弥。

も一個後ろに、瑠樺さんとゾジー。(こっちもいつものことだけど)

咲人は昨日遅くまで雑誌のパーソナル撮影&取材だったみたぃで、

今爆睡中。

つまんなぃから仕方なく新弥に話相手になってもらおうかと思ったけど、

新弥も二日酔いで爆睡中。(遊んでただけのくせに寝てんじゃねぇよ!!)

窓際に寄りかかって、いつものように毛布を頭まで被って、クゥクゥ犬みたぃな寝息立てて寝てる咲人。

「寄りかかるんなら逆向きにしろよバカッ」

すぐ隣に居るのに、体のどこも触れてなぃもどかしさに、

思わず小声でぼやきながら脇腹をツンツンしてみる。

「んっ…」

(あ、反応したっ…

でも寝返り打って余計窓際に体向けやがったっ!!)

俺に背ぇ向けるとか、いぃ度胸してますよね…

なんとなく悔しくなって、頭に被ってる毛布を剥がしてやる。

普段見せない、ちょっと間抜けな顔した咲人が現れる。

(「恥ずかしいから寝顔を人に見られたくない」なんて女々しぃこと言ってんなってんだっ!!

晒してやるっ!!

気持ち良さそうな寝顔。

口、半開きだし。

ヨダレとか垂らしたら面白いのに…)

「プハッ…」

(やべっ!!

独りで吹き出しちゃったじゃんよ、咲人のバカっ!!)

しばらく寝顔眺めてたけど、

だんだん「見てるだけ」にも飽きてきて、

ちょっかい出したい衝動に駆られて、

どぉしよぅか悩んだ末、

とりあえず毛布をめくってみた。

チラリ。

寒くて風邪ひいちゃうといけなぃから、少しだけめくって中を覗く。

(って、何マジメに気ぃ使ってんだよ俺っ!!

ぃや、でもツアー中に風邪ひいたら大変だし、咲人意外とすぐ体調崩すから…

って!!そぉいう話以前に俺は何をしてんだ!?

コイツの毛布の中身覗いたって何もねぇっ……よな??)

「クゥ…クゥ…」

咲人がよく眠ってるのを確認して、

もぅ一度、チラリ。

…………っ!!

(待てっ!!

ぃや待てっ!!

今何か見えたよな??

気のせぇか??)

再び、チラリ。

(うわわわわっ!!

やっぱ居るっ!!

ぃや、常に居るけど。

凶暴化した奴が居るっ!!

どぉする??

どぉすんだよ俺っ!!)

そんな下心で覗いたわけじゃ決してなぃんだけど、

毛布の下の咲人の息子さんは、

立派に成長しておられました。

ジーパンとかならまだしも、今日の咲人は、薄手のダボめのズボンだから余計目立つわけで…

「クゥ…クゥ…」

でも本人はそんなことお構い無しにめっちゃ爆睡してる。

爆睡してんのに、下半身はこの有り様。

(どんだけエロぃ夢見てんだよこの変態!!

その夢の相手、俺じゃなかったら殺す!!)

咲人が爆睡モードに入ったら、ちょっとやそっとじゃ起きないことは知ってる。

だからといって、新幹線の中でそんなことしていぃ理由にならなぃのも分かってる。

ただ、不意打ちで咲人のこんな無防備なモノを見せ付けられて、平静を装えるほど、器用じゃなぃ。

念のため言っとくけど、別に寝ながら勃ってる咲人見てムラッとしたわけじゃなぃから!!

違うから!!

違うけど、まぁ、手を置くにはちょうどいぃ位置だし??

冷房効きすぎてて手が冷えちゃってる気もしなくはなぃし??

いぃよね別に。

モゾモゾッ…

サワッ…

ピクンッ!!

毛布の中に手を忍ばせて、恐る恐るソコに触れたら、一瞬咲人が反応した。

でも、起きる気配はなぃ。

手のひらで包み込んで、ゆっくり撫でまわす…

「ん…んっ…にぃ…やぁ」

っ!!

(新弥ぁ??!!

はぁ??!!

今何つったコイツっ!!

新弥って言った??)

「クゥ…クゥ…」

俺の隣で寝言でエロい声で新弥の名前呼んどぃて、

咲人は平然と、相変わらずなマヌケ顔で寝てる。

(新弥って…

新弥ってっ!!)

俺の中で、理性の糸が音を立ててプツリと切れた。

(もぉ知らない!!

この尻軽ヤローっ!!

誰でもいぃのかよこの変態!!

バカバカバカっ!!

エロい夢見てるエロい顔晒してやるっ!!

写メとか撮ってバラまぃてやるっ!!)


俺は、咲人のズボンの前を解放し、ソレに直接触れる。

驚くほど硬くなってる。

(新弥に何されたんだよっ!!

なんでこんなに感じてんだよっ!!バカ咲人っ!!)

いくら毛布に隠れてるとはいえ、

分かる人には分かるんじゃなぃかって思ったけど、

構わず咲人のソコを刺激しながら、

もう片方の手で、携帯のカメラを咲人の顔に向けた。

「…んんっ」

咲人が快感に顔を歪める。

シャッターチャンス!!

「…ひつ??」

「っ!!」

目を閉じたまま、咲人が俺を呼んだ。

寝言??

「何してんの??」

「うわっ!!」

咲人の目がパッチリと開いて、携帯の画面越しに、目が合った。

エロい顔どころか、恐ろしいくらぃの真顔…

「えっと…」

咲人のを撫で回してた手を慌てて引っ込めて、そそくさと携帯をしまう。

「へぇ〜、こんなとこで欲しくなっちゃったの??」

「バカ違っ!!」

「俺にバカとか言っていぃんだっけ??そんなにお仕置きして欲しぃんだ??」

「違っ!!咲人がぁっ…」

「あーぁ、淫乱柩さんのせぇで俺のこんなだよ??」

咲人の表情が、真顔から不敵の笑みに変わってる。

嫌な予感。

ガシッ。

咲人のデカイ手が、俺の髪の毛を乱暴にわしづかむ。

「こぉされんの、好きでしょお??」

「あ゙っ!!ゔっ!!んんーっ!!!!」

強い力で、俺の頭が咲人の股間に押し付けられる。

ハラリと上から毛布をかけられたのが分かった。

俺の顔面に、咲人の硬いのが直撃する。

ヌルッと、頬っぺたに咲人の先走りが付着する。

「ホラ、欲しかったんでしょ??」

「んっ…はっんっ…んんっ!!」

そのままくわえさせられて、咲人が俺の頭を激しく動かす。

引っ張られてる髪が痛いのと、

容赦なく喉の奥まで突っ込まれて苦しいのと、

周りの人にバレんじゃなぃかってゆぅ不安と、

咲人の味と…

全部が最悪で、最高の快感。

認めたくなぃけど、こんなことされてんのに、ちょっと嬉しいなんて、

やっぱ俺、Mなんだろぅなって思う。

結局咲人は、俺の口の中にたっぷり欲望を吐き出して、

自分だけ気持ち良くなってまたすぐに眠ってしまって、

俺は咲人の寝顔見ながらこっそり自分で片付けて、

福岡に着いてから、咲人に夢のこと問いただしてみたけど、

「夢なんか見てないっ!!」って言い張るから、

とりあえず、新弥を一発殴っておいた。
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