V小説。

□反抗期。
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将くんと、ケンカした。

てか、俺が一方的に怒ったんだけど、

決して俺が悪いわけじゃなぃ。

人が一生懸命になってる姿見て、

「可愛ぃ可愛ぃ」ってバカにされたら、誰だって怒るだろ??

いつもそう。

真剣なのは俺だけで、

必死なのは俺だけで、

常に偉そうに上から目線で、

「可愛ぃ」なんて言われたって、何にも嬉しくないのに。

俺は将くんのペットじゃない。

そりゃ、体格的な問題で、タチ役は譲ってあげてるけどさ、

俺だって1人の男だし、

好きでネコやってるわけじゃなぃし、

可愛ぃ奴見たら、押し倒したぃって思ったりだってするし…。

例えば今あそこでピル○ル飲みながらゲームしてる沙我くんとかだって、

犯そうと思えば犯せるんだぜ??

「なぁ、沙我ちゃんっ」

「へ??何いきなりっ!!ヒロトまでやめろよ、沙我ちゃんは…」

「いぃじゃん。呼んで欲しいんじゃなぃの??」

「別に違っ…!!」

「虎氏限定なんだ??」

「…まぁな」

うわ。

めちゃくちゃデレッと笑いやがって…

「で、何??用事あんじゃねぇの??」

「用事ってゆぅかさ…」

「てゆぅか??」

「沙我くん、最近可愛くなったよなっ」

「はぁ??!!」

「ぃや、なんかさ、すげぇ色っぽくなったなぁって…」

「……どしたヒロト??それ、ナンパの練習??」

「違ぇよっ!!練習じゃなく、本番っ」

「っ!!…俺のこと、誘ってんの??」

「ぅん。まぁ、そんなとこかな」

「…あぁ…そぅですか…悪いけど、寝言は寝てから言わないと…」

「本気だよ、俺っ」

「……へ??」

戸惑ってる沙我くんの両頬を押さえ付けて、

俺は顔を近付けた。

「ちょっ!!何の冗談??」

「だから本気だってばっ」

俺は沙我くんの唇を塞いで、口内に舌を滑りこませた。

沙我くんの体がピクッと跳ねて、弱い力で抵抗してきて、明らかに慌ててる様子が伺える。

これこれ、これだよ。

俺が欲しかったのは、こぉゆぅ反応。

突然のキスくらぃじゃ動じもせずに、余裕の笑みを浮かべるムカつく誰かさんとは違って、沙我くんは素直で可愛ぃ。

おもいきり深く、

互いの舌を絡ませて、

唾液が顎を伝うほど、沙我くんの口の中をかき混ぜて、

そぉしながら俺は、沙我くんのシャツのボタンを1つずつ外してく。

「んんっ!!…んっ!!やめっ!!」

シャツの中に手を入れたとこで、沙我くんが俺を突き放した。

「やめないよ。俺が沙我くんのこと気持ち良くしたげる」

「……マジかよ…」

驚いてる沙我くんの表情を楽しみながら、俺は突起に噛み付き、沙我くんの中心に手を這わす。

「んっ…だめだっ…てばっ…離っ…んっ…」

うわぁ…

沙我くんって、こんな顔するんだ…

「気持ちぃ??」

少しずつ大きさと固さを増してくソコを撫で回しながら、耳元で囁いてやる。

「んなっ…別に…」

「嘘だぁ、ちゃんと勃ってるよ??」

「…んはぁ…ばかっ!!」

ばかって…

沙我くんの反応がおもしろくて、その先が知りたくなって、

俺は、沙我くんのジーパンのボタンを外して、チャックに手をかけ……

……ようとしたら、誰かに腕を掴まれた。

「はぁい。イタズラはそこまでにしましょうねぇ、ヒロトくんっ」

「げっ、虎氏っ!!」

「げっ、とか言うなよっ。てか、人のものに手ぇ出すっつぅのは男らしくなぃなぁ」

虎氏が優しい声で言いながら、俺の手首をおもきし捻った。

「いっ!!痛い痛い痛い痛いっ!!」

「ごめんなさいもぅしません、は??」

「いっ、あっ、ごっ、ごめんなさいもおしませんっ…」

「よし。向こうで将が心配してるから、早く行ってやりなっ。ったく、つまんねぇことですぐそぉやってキレたりするとこがガキなんだよオマエはっ…」

「ガっ…ガキってゆぅなぁーっ!!!!」

「はぃはぃ。分かったから早く行けって。ヒロトが余計なことしてくれたから、俺これから沙我ちゃんのシモの世話しねぇといけなぃからさぁ」

「ちょっww老人みたくゆぅなよっ!!」

「嫌だっ!!将くんのとこなんか行かねぇもんっ!!するならしたらいぃじゃん。俺ここで見ててやるからっ」

「そんなことしたら、ヒロト俺らのこと羨ましくなっちゃって、将が恋しくなっちゃうの確実じゃん??」

「んなことねぇよっ!!」

「もっかぃ手首捻られたぃ??」

「うっ……」

「ホラ、嫌ならさっさと出てくっ!!」

「うぅ…虎氏のバカーっ!!!!!!」

結局、自分でもつくづくガキだなって自覚するほどガキな捨て台詞を吐いて、部屋を出てきてしまった…

将くんとこになんて、絶対行ってやるもんかって思ってんのに、足が自然とそっちに向かってる。

だけど俺は認めねぇかんなっ!!

沙我くんの感じてる顔見て、将くんに同じことしてもらってる時のこと思い出して、それで将くんに会いたくなっちゃったりなんか絶対してねぇしっ!!

してねぇけど…

けど…

「あ、ヒロトおかえりっ♪」

「…将くんっ……ごめん…」

やっぱり俺は、将くんが大好きだっ…

end??




















「ヒロト、また将くんとケンカしたの??」

「ケンカっつぅか、まぁアレだよ、反抗期」

「…反抗期、遅すぎね??」

「まぁ、ヒロトだしねっ」

「将くんも苦労してんねぇ…」

「なことよりさぁ、ヤバイんじゃなぃの??コレ」

「んあっ!!うっ…」

「あぁあぁ、ヒロト相手にこんなにしちゃって…」

「んっ…あっ…ああぁぁ…と…らしぃ…んあっ」

「沙我ちゃんって呼び方、俺限定なんだって??」

「…え…なんで…んあっ…虎氏いつから聞いてっ…」

「んっとねぇ、最初から。2人とも、あんまり可愛ぃから、ずっと見てたっ」

「なっ!!…この悪趣味っ!!」

「ありがとww」

「誉めてねぇよっ…」

「沙我ちゃん可愛ぃーっww」

「……ばかっ!!」

end.

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