V小説。

□脳ある狼は牙を隠すA
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「あっ…やっ…」

「嫌??」

「うぅん、嫌じゃ…なぃっ…んっ…」

「気持ちぃ??」

「ぅん、すっげ…きもちぃ…あっ…はぁっ…れぃぽんっ…んっ…」

信じられない。

愛しい愛しいヒィロが、俺の腕の中で啼いてる。

ツアー先のホテルの部屋。

ソファーの上。

体に巻き付けていたバスタオルを控えめにはだけて、恥ずかしそうに俺の胸元に顔をうずめて…

なんて可愛らしぃんだろぅ…

てゆか、なんで俺、コイツを抱いてるんだっけ??

だぃぶ酔ってるせぇもあり、かなり興奮してるせぇもあり、俺の頭はパンクしそぉだ。

「もぉこんななってるょ??ほら、なんかいっぱぃ出てきたっ…」

優しく焦らすよぉにヒィロのを弄りながら、耳元で囁いてやる。

「んあっ…ばかぁっ…ゆぅ…なぁーっ…はあっ」

「ヒィロくんだって、ホントはずっと、俺にこぉして欲しいって思ってたんでしょ??」

「んっ…ちがっ…」

「ちがくなぃよ。こんな喜んでんじゃんっ」

やばぃ。最初は紳士にって思ってたのに、自分が止められなぃ。

「あっ、あぁっ!!れぃぽんっだめっ…そんなしたら…イッ…」

「イッちゃうの??まだダメだょ」

ヒィロが達する寸前で、俺は出口を塞いだ。

ヒィロが涙目になって俺を見つめる。

「れっ…ぽんっ…」

「お願いして。どぉして欲しいの??」

「んっ…イきたぃっ…れぃぽんイかせてっ…お願ぃ…」

……うわっ…やべぇ。

そんな目で見られたら、一気に余裕なくなるってば。

「よくできましたっ」

「あっあっ、ああぁぁーっ!!!!」

俺が食い止めてたトコを解放して、激しく手を動かしてやると、ヒィロはあっけなく俺の手の中に白濁を吐き出した。

「はぁっ…はぁ…れぃぽんっ…」

肩で息をしながら、ヒィロが俺にギュッてしがみつぃてきた。

「…続き、していぃ??」

俺が問いかけると、ビクッとヒィロの体が強張るのが分かった。

「嫌ならいぃよ。無理はさせなぃから」

そう言いながら俺はヒィロの濡れた髪を優しく撫でてやる。

「…や…じゃなっ…」

「ん??何??」

「嫌じゃなぃっ…れぃぽんとなら…」

今度は、俺がビクッとする番だった。

そのセリフ、下半身にクるってば。

理性飛んじゃうってば。

「ベッド行こっかっ」

俺はヒィロを抱き上げて、ベッドに倒れこむ。

ヒィロの体に巻き付いてたバスタオルは、今や無惨に床の上。

俺も、余裕ないから一気に服を脱いでヒィロにおおい被さった。

お互いの肌と肌が直に触れる。

「…れぃぽんっ」

ヒィロが俺の名前を呼びながら、腕を絡ませてくる。

俺は、ヒィロの両足の間に膝を捩じ込む。

「また固くなってるょ??」

「んっ…れぃぽんのだってっ…すごぃ…」

「誰かさんのせぇでね??」

言いながら、俺はヒィロの片足を持ち上げて秘部を露にさせる。

「っや…」

ヒィロは真っ赤に染めた顔を枕にうずめてる。

「恥ずかしい??」

何も言わず、コクコクと頷く姿が、可愛すぎて狂いそうになる。

「こっち向いて。恥ずかしがってる顔、もっと見たぃ」

俺は、クイッとヒィロの顔をこっちに向けて、少し乱暴にキスをした。

「んっ…」

俺の不意打ちに、ヒィロは一瞬戸惑いの色を見せたが、すぐに、力が抜けたよぉに俺に身を預けてきた。

舌を入れた時に、俺の膝の下でヒィロのが反応するのが分かった。

俺は、夢中でヒィロの唇を貪りながら、右手で下の口を探る。

指が入り口に触れた瞬間、ヒィロの体がピクンと跳ねる。

キスで力が抜けてるせいで、少し弄ってやっただけで、ヒィロのソコは容易く俺の指を1本飲み込んだ。

「痛くなぃ??」

ゆっくりと唇を離して、左手で髪を撫でてやりながら優しく問いかける。

「…ん、平気」

その言葉を聞いて、俺は慎重にヒィロの中で指を動かす。

「ひゃうっ!!あぁっ…」

仔犬みたぃな声を上げて、ヒィロが俺にしがみつく。

愛しさが込みあげてきて、理性が効かない。

俺はピンと立ったヒィロの胸の突起に舌を這わせながら、徐々にソコを溶かしてく。

指が2本に増えて、クチュクチュと、ヤらしい音をたて始める。

「あっ、やっ、んんっ!!はあっ、あっ、ああぁっ…」

初めての感覚に戸惑ってるのか、ヒィロはまるで処女みたぃな反応してる。

「中、溶けてきたの、分かる??」

「んっ…なんかっ…変な感じっ…」

「入れていぃ??」

「んんっ…」

「うん」とも「ううん」とも取れる曖昧な声を出しながら、ヒィロが俺の体にしがみつぃてくる。

きっとこれは俺を欲しがってる仕草なんだろうと勝手に解釈して、

俺はトロトロに溶けたヒィロのソコに、自分のを突き立てる。

ゆっくり少しずつ、ヒィロが俺を飲み込んでく。

「あぁっ!!やっ…だっ…」

「嫌??」

「んっ…ちがっ…」

「大丈夫。優しくするから」

優しくなんて、できる自信全然なぃくせに、

怯えた目をしたヒィロを安心させたくて、思わず髪の毛撫でながらそんなセリフ吐いてキスを落とす俺。

「ああぁぁっ…」

少しキツイけど、全部入った。

「動くよ??」

「ぅんっ」

ヒィロが怖がらないよぉに、なるべく体を密着させたままで、腰を揺らす。

「ああっ!!んあぁっ!!れぃぽんっ…」

やばぃ気持ちぃ。

名前呼ぶのとか反則だって…

すぐイッちゃいそっ…

「あっ…んっ…れっ…ぽんっ…だっ…きっ」

喘ぎ声に混ぜて、ヒィロが何か囁く。

「ん??」

「…大好きぃっ……んあっ」

大好きって…

大好きって…

今のヒィロの言葉が、俺の頭で何度もリピートされる。

無意識に、腰の動きが激しくなる。

「あああーっ!!あっあっ、やっ、だっ、あっ、ああぁぁーっ、れぃぽんっ…んっああああっ!!」

「だめっ…イくっ…」

「あっあっ、ああああぁぁぁぁーっ!!!!」






















結局、せっかく準備してた品々は、1個も出る幕なかった。

俺としたことが。

しかもあんな早くイくなんて、

情けないにもほどがある。

まぁつまりはきっとコイツの前じゃ、

頭で考えたことなんてひとつも役には立たないってことなんだろう。

そんだけ愛しちゃってんだから仕方ない。

ヒィロの「大好き」の言葉がまた脳裏に蘇る。

でも残念ながら、

俺の方が何百倍も、

オマエのこと、大好きだから。

ずっとずっと俺の傍で、

仔犬のように笑ってて…

end.

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