V小説。

□WORST
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黄「すっげぇカッコ良ぃよねぇ、この曲」

瑠「当たりめぇだろ、俺が作ったんだから」

黄「はぃはぃ」

俺らは今、アルバムのレコーディング真っ最中。

今回の俺の超自信作、「WORST」を今録ってんだけど、

もう後はコイツの歌録りを残すのみ。

瑠「あのさ…」

黄「ん??何??」

瑠「オマエこの曲、これ入れて歌え」

黄「………」

俺が取り出したのは、リモコン操作でブルブル震えるアレ。

前々から密かに計画と妄想繰り返してたけど、

つぃにこの日が来たってわけ。

ゾジーの奴、目ぇ見開いて固まってるし。

おもしれぇっ!!

瑠「できるよな??」

黄「ぃや、だって瑠樺さんこれ…え??」

瑠「なんつかさ、この曲はやっぱ繊細に力強くっつか、小生意気な感じを出したいわけね??分かるだろ??」

黄「ぅん。」

瑠「でもオマエいつも力み過ぎるだろ??で、力むなっつぅと優しくなんじゃん??」

黄「ぅん。」

瑠「でもさ、そうじゃなくて、なんかもっとこぅ、感情をグッと押し殺してるみたぃな、静かな怒りみたぃな、そんな声が欲しぃわけよ」

黄「……ぅん。」

瑠「だからこれ、入れるぞ??」

黄「ちょっ、待っ…」

ベルトに手をかけた俺の腕を、黄泉のちっこぃ手が押し返す。

瑠「できねぇの??」

黄「でも…」

瑠「この曲、俺こだわってんだょ。咲人も新弥も柩も、いぃ音出してくれたし。あとオマエの声次第なんけど」

黄「…それ、入れたら、瑠樺さんが欲しぃ声、録れるかな…」

瑠「あぁ。オマエならできる」

黄「…じゃあ」

瑠「よし。いぃ子だ」

黄泉の頭を軽く撫でてやってから、俺はブツの挿入にかかる。

黄「あっ、やっ、瑠樺さんっ、もっと…優しくし…んっ」











新「なんか、よく分かんねぇことになってっケド…」

咲「まぁ、瑠樺さんのやりたぃよぉにやらしとけばいぃよ」

柩「そっか…それで瑠樺さん今日ずっとやたら機嫌良かったんだぁ」

新「黄泉、かわいそ」

咲「ぃや、黄泉も瑠樺さんに苛められんの好きなんだから、ほっとけばいぃよ」

柩「咲人、怒ってる??」

咲「別に。ただ仕事に私情持ち込むのはどぅなのかって思っただけ」

新「…まぁあれだよ。いぃ声録れたらそれで…な??」

咲「……」











瑠「じゃあ取り合えず、頭8小節だけ試しに…」

俺は、エンジニアさんの隣りに陣取り、歌詞付きの楽譜片手に、レコーディングルームの黄泉をガラス越しに見つめる。

瑠「いぃか??スイッチ入れるけど、ツラくても堪えろよっ!!」

ガラスの向こうで、デカイヘッドフォンを両手で可愛らしく押さえながら、黄泉がコクンと頷く。

前奏が流れるのと同時に、俺はスイッチを押した。

黄泉の体が小さくピクンと跳ねる。

最初は弱く。

だんだんに振動を強くしていく。

ガラス越しに、黄泉が救いを求めるような目をこちらに向ける。

首を横に振り、無理だと訴えてる。

俺は、気付かないフリ。

「…はあっ…はぁ」

マイクが黄泉のノイズをおもきし拾っちゃってる。

ホントなら、喘ぎ声を漏らしてしまぃそうな所を、アイツなりに必死に我慢してる荒い呼吸。

めちゃめちゃエロい。

よし。

これも、後でいじって使ってやろぅ。

そぅ決めた所で、前奏が終わる。

黄泉が不自然に腰を曲げながらマイクの前に構える。

♪イカレ頭に付ける薬はこの世界にはないらしい バカが死ななきゃ治らないなら何人の死者が出るだろう♪

やべぇ。

すげぇいぃ。

「じゃあ一旦止めまぁす」

音が止まる。

黄「もっ…だめっ…瑠樺さっ…止めてぇっ!!」

黄泉の声で我に返り、俺は手元のスイッチをオフにする。

今の歌が、あまりにも良すぎて、しばらくボケッとしてた。

瑠「あ、わりぃ」

黄「どだった??俺、すっごぃ頑張ったんだけど…」

そう俺に問いかける黄泉は、微妙に頬を赤らめて、荒い呼吸を整えてる。

自然と俺の視線は下半身に流れる。

もちろん、黄泉のソコはいぃ感じに膨張を始めてる。

あぁ…

今すぐ撫で回してぇ…

そのキツそうなジーパンずり下ろして、舐め回して啼かしてやりてぇ…

黄「瑠樺さんってばぁっ!!」

瑠「へ??」

黄「ぃや、へ??じゃなくて…今の声、ダメだった??」

やべぇ。

またボーッとしてた。

瑠「ダメじゃねぇよ。すげぇ良かった。上出来。」

そぅ言ってやると、黄泉は安心したよぉにニコッと笑みをこぼす。

てか、勃たせながら、んな無防備に笑うなよバカっ!!

俺までツラくなるっ…

瑠「じゃあ、本番行くぞ。さっきの感じでっ」

黄「ぅん…」

黄泉の表情がまた強張る。

前奏とあのワンフレーズだけでも相当ツラそぅだったから、最後まで持つか不安なんだろう。

瑠「だぃじょぶ。ぶっ通しで録るわけじゃねぇし。サビとか、ボリューム欲しいとこは弱めてやるし」

黄「…ぅん」

瑠「頑張れるか??」

黄「…頑張る」

瑠「よし」

黄「あ、1個だけ、お願いっ」

瑠「ん??」

黄「ドラムの音、大きめでちょうだい…」

瑠「へ??」

黄「…その方が………興奮するっ…////」

瑠「っ!!!!」

コイツはっ…

黄泉のその一言で、俺の息子が勝手に暴走。

瑠「…だそぅなので、よろしくお願いします」

慌てて足を組みながら、隣りのエンジニアさんにそぅ伝えて、俺たちの長い我慢大会が幕を開けた。

黄泉は期待以上にいぃ声出してくれて、

途中、何回か喘いじゃってNGは出したものの、

レコーディングはいたって順調に進む。

約束通り、サビは弱めで、

AメロBメロはわりと強めで。

ちなみに、黄泉の竿には、イけなぃよぉに輪っかを装着済みだから

いくら昇りつめても吐き出せなぃわけで、

終盤にもなるともう、黄泉はかなりヤバィ状態で、

暑いのか、上着脱ぎ捨てて、最終的にはタンクトップも脱いで半裸で歌ってて、

ジーパンの真ん中には、遠目にも分かるくらぃのシミができてて、

顔から汗が滴ってて、

そんな姿見せられて、

「ほらよく見てみろ、その顔を」なんて歌われたら、

そりゃ、俺の息子の大暴走も止まらない。

結局、黄泉がいぃ仕事してくれたのもあり、

お互い我慢の限界なのもあり、

予定よりかなり早く録り終わり、

すぐさま別室へ強制連行。

よく頑張った黄泉と、俺の息子に、

たっぷりとご褒美をやった。
















新「なぁこれ、すげぇ良くね??」

レコーディングルームでは、次の曲の録り中。

今、咲人がギター弾いてる。

柩「悔しいけど、いぃね」

新「瑠樺さんの力なのかなんなのか…」

柩「変態の力なんじゃない??」

新「だよなぁ」

柩「二人、戻って来ないね??」

新「もぉ、1時間経つよな」

柩「咲人、怒ってたよね??」

新「あぁ。気まずいなっ」

柩「ぅん」









黄「あっああぁぁーっ!!!!瑠樺さんっ!!やっ…あっ…んっ、もっとっ…もっと奥っ…んあぁっ!!」

瑠「あぁ…黄泉っ…もっイく」

黄「瑠樺さぁんっ…来て…来てぇっ…ああぁぁっ!!」

レコーディングルームでの会話なんかつゆ知らず、

俺らは体力の続く限り、快感を貪った。

明日もレコーディングで、ドラム叩かなきゃいけないんだけど、

筋肉痛の心配とか、この際どぉでもいぃ。

end.

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