V小説。

□天使のロリータミルク
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「ゾジ、何飲む??」

「うーん、お茶!!」

「りょーかぃ」

1日の仕事を終えて、今日はゾジヲさんを俺の部屋にお持ち帰りしてきている。

ぶっちゃけ、今日の日を、どれだけ楽しみにしてきたか分からない。

ここ数日間、いや数週間、俺の妄想を支配していた「例のアレ」を、

いよいよ今夜、実行に移すとなれば、そりゃ、はしゃぐなという方が無理な話だ


考えただけで、ついニヤニヤしてしまうのを必死で隠して、いつも通りを装う俺
をよそに、

ゾジーの奴は、これから自分の身にふりかかる悲劇も知らずに、ソファでくつろ
ぎながら、無防備にテレビを見ている。

よし、絶対気付かれない!!と確信して、俺は、ゾジーのグラスに、「例のアレ」
を混入し、かき混ぜる。

最初は少し濁ったものの、すぐにお茶に溶け込み、透明になったソレ。

微かに甘く優しい匂いのするソレ。

1回分ずつ小分けにされて、小さな小さなプラスチックのボトルに入った、白濁
のソレ。

アキバの友人から譲り受けた、普通のルートじゃまず手に入らないらしいソレ。

そぅ、その名も「天使のロリータミルク」と言うその液体こそ、

俺がゾジーに早く試してみたくてたまらなくて毎晩妄想に明け暮れた素晴らしい
一品だ。

これを譲ってくれた友人によると、この「天使のロリータミルク」、まぁロリー
タと入っているだけあって、基本的には、ロリコン趣向の男のためにあるらしい


つまり、これを飲んだ奴は、精神年齢が子供になってしまう。

見た目には何の変化もないのに、中身だけが子供になってしまうことで、警察沙
汰にされることもなく、堂々と少女(もしくは少年)を犯すことができる。

しかも効果が切れた後は、本人にその間の記憶は一切残らない。

ちなみに、どの程度幼くなるのかは、だいぶ個人差があるらしい。

飲んでから効き始めるまでには、5分くらいかかるが、効き目は約12時間持続
する。

別に俺は、特別ロリコンだとかショタコンだとかではないのだが、

ただ、ゾジー少年には、とてつもない興味があるわけで、

まぁ、普段のコイツも少年みたいなもんなんだが、でもそんなゾジーだからこそ
、もっと幼くしてみたいと思ってしまうわけで、

きっと素直で可愛くなるんだろぅなとか、

キラキラした目で俺を見つめて、おもいきり甘えてきてくれるに違いないとか、

「瑠樺兄」とか呼ばせてみるのもいいかもしれなぃなとか、

やっぱ指くわえて寝たりすんのかなとか、

10歳以下なら、公園に連れてってやろうとか、

ベッドの上ではどんな風に恥ずかしがって、どんな風に感じて、どんな声で啼い
て、どんな顔してイくんだろぅとか、

とにかく、お楽しみがいっぱいなわけだ。

「明日って、撮影だっけ??」

「………」

「ちょ、るかさーん、聞いてる??」

「…へ??あ、わり、何??」

「いや、明日撮影だよね??昼過ぎから…」

「あぁ、そぅそぅ。ショックスなっ」

「どーしたのー??なんかボーッとしてなぃ??疲れてるの??」

ゾジーが、そう問いかけた後で、グラスに手を伸ばした。

そして、ゴクリゴクリと、お茶を喉に流し込む。

俺は、ゾジーの質問そっちのけでその様子を見守り、思わず小さくガッツポーズ
をした。

「ちょっと瑠樺さんってば!!ホント大丈夫??」

「ん??あ、大丈夫大丈夫、何でもないっ」

「ふぅん。変なの…」

とりあえず、ゾジーは無事に「天使のロリータミルク」を口にした。

後は、効果が出るのを待つだけだ。

ついにこの時が来たんだなと思うと、俺はワクワクして、いてもたってもいられ
なかった。

なんせ、ゾジーに試すこの瞬間のためだけに、すでに何人かで毒味を兼ねた実験
も済ませてある。

それぞれのパートナーが俺に報告してくれた実験結果としては、

まず、アンカフェのカノンが、中1の引っ込み思案系少年になった。

ミルクの効果としては、年齢が高めだが、セックスという言葉さえ覚えたての、
超ウブな思春期ボーイという何ともイイ時期で、「あ!!ダメですっ///そんなとこ
…舐めたらダメっ!!」

…とまぁ、大いに可愛らしかったらしい。

そして、アリスナインのヒロトが、小4の元気系少年。

将いわく、ちょっとばかしヤンチャが過ぎる部分もあったりしたらしいが、体操
服やランドセルや戦隊者のコスプレ姿がとにかく萌え萌えで、「昨日な、学校で
な、連続逆上がり3回できたんだぜ」とかゆぅ自慢話の内容まで、

それはもぅ、大いに可愛らしかったらしい。

まぁ、あまりにピュアすぎて手は出せなかったとゆぅのが、情けなくもアイツら
しぃが…

そして、アヤビエのインテツくんが、小2のお坊っちゃま系少年。

ケンゾいわく、どっかの城か宮殿に住むお嬢様って感じ!!らしく、「これお兄ち
ゃまにあげる。お花畑にいるボクとお兄ちゃまなのぉ♪」と、画用紙にクレヨン
で描いた絵を差し出された時には、理性がブッ飛んだらしく、

要するに、大いに可愛らしかったらしい。

お兄ちゃまとか呼ばせる趣味はどぉかと思うが…

そして、シドの明希は、この実験で最年少となる4歳の年中さんで、オトメン系
少年。

やることなすこと言うこと、とにかくいちいち可愛いらしく、携帯で撮影した「
みめぐみあき、よんさいですっ!!えっとぉ…んっとぉ…おうたがぁ、すきぃー。
えへへ♪」とゆぅムービーが送られて来た日には、俺まで鼻血吹きそうだった。

もちろん、大いに可愛かった。

そんなわけで、実験結果を見る限りでは、1度も失敗例はないし、ほぼ間違いな
く可愛くなるの確実だし、心に免疫がなくても、体にはしっかり免疫があるから
、普通にセックスだってできるし、変に痛がられたりすることもない。

でも中身は何も知らない純朴なチェリーボーイ。

言ってみれば、2度目の初体験だ。

擬似レイプだ。

あぁ、たまんねぇ…

「なんかこのお茶、ちょっと甘いね??てゆーか俺、なんか眠くなってきたかも…


キ…キたのか??

「やばぃ。まじで眠い。ごめ…るかさっ…俺少し…寝…」

そこまで言って、ゾジーはソファに崩れ落ちた。

時が、訪れたらしい。
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