V小説。
□新弥くんの恋人(第6話)
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仙台貨物ツアー、初日のライブ会場、入り口の前。
「お1人ですかぁ??」
「あ、そぉですっ」
「整番いくつですかぁ??」
「えっと、48…」
「嘘ぉ!!あたし52ですぅ!!超近ぁーい!!」
「え、誰担ですかぁ??」
「サティさんですっ!!」
「まじですかぁ!!下手じゃなぃですかぁ!!」
「え、じゃあ珍々ですか??」
「そぉですっ!!」
「うわぁ♪じゃあ一緒に暴れません??」
「そぉしよそぉしよっ!!良かったぁ、いつも独りだから寂しぃんですよねぇ…」
「あたしもですー!!メアだと、いつも付き合ってくれる友達がいるんですけど、こっちはダメな子なんですよねー」
「あはは!!まぁ、そぉゆぅ子もいますよねー」
「でもあたし、新弥担の子が1番付き合いやすぃってゆぅか、こんなこと言うとアレですけど…」
「分かります分かります。あたしも咲人担当の気持ちはめちゃくちゃ理解できるんで、すげぇ付き合ぃやすいですもん。カミシモでモメることもないですしねー」
「お互い気楽ですよねー。てか、ぶっちゃけあたし、咲人よりサティの方が好きってゆぅ…」
「あ、分かるー!!サティ萌えのレパートリー、半端なぃっ!!」
「そぉなんですってぇー!!萌えで殺す気かってゆぅ…でもでも、珍々のシャイボーイっぷりもだぃぶキュンキュンしますよっ!!」
「まじキュン死にしますよねぇー!!可愛すぎる!!もぅ珍龍の最後の『シェイシェイ』ってゆぅの、無駄にリピートしちゃいますからねっ」
「すごぃ分かるー!!あたしブラジルのサティさんの『来年も来んのがぃ??』が好きなんですよー!!」
「そこー!?めっちゃピンポイントじゃん!!でも分かるかも。あたしも『クーソンダァー』のエコーかかった2個目が好きだったりするしっ」
「そっちのがマニアックじゃんっ!?でもまじ、あたしもカントリーボーイでサティがフルに『ソイツはMボーイだ』って言うあの一言だけでごはん食べれるもんなぁ」
「あはは!!それならあたしはMCで千葉さんに『ニーハオって言って』て振られてニーハオ言った後の照れ笑いだけで勃っちゃ…あ…」
「へ??たっちゃ??」
「えーっと、あーっと、たっちゃ…たっちゃんってゆぅ同級生がね、好きなんだよね、珍々のニーハオっ」
「何それー、ウケるー!!」
「てか、その髪型とメイクちょーカッコいぃっ!!メアではパンクな人??
「うわ、そんな分かりやすい??まぁ、基本痛い格好しかしなぃけどねぇー」
「いや、パンク似合う女の子とかまじ羨ましいって!!」
「ロリータ似合う子の方が羨ましいし!!このツナギ着ててもそんだけ可愛ぃって、普段どんだけ可愛ぃのって話じゃん!!」
「そんなことなぃよー!!ロリータのが痛いよ??彼氏に目立って恥ずかしいからやめろってすげぇ言われるもん。まぁ辞めないけどねっ」
「だよねー!!痛いこと出来んの今だけだもんねー!!」
「そぉそ。って言っても10代終わっちゃったけどさっ…」
「余裕余裕。てかさ、ライブけっこぉ暴れる系の人??」
「ガンガン暴れるよー、叫ぶし咲くしっ」
「良かったぁ♪あたしのデス声もウザかったらごめんね??」
「全然気にしない気にしないっ!!むしろあたしのがウザぃよたぶんっ」
「まったく問題なぃっ!!ウザいの上等っ!!暴れギャ上等っ!!」
「あ、そぃえば名前教えてよー」
「あたしはチカだよー」
「あたしは那月っ」
「え??ナヅキ??マジで言ってる??」
「ぅん。那月っ」
「マジかぁー!!え、超羨ましいんだけどっ!!」
「よろしくね、チカちゃんっ♪」