リボーンの部屋

□お家
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「ううん。今回は、ちゃんとお礼を言わせて。この数ヶ月だけじゃない。中一のころからずっと、世話ばっか掛けてたし。本当に、ありがとう」


そう言って、10代目は頭を下げた。


「そんな、頭を上げてください!!」


慌てて止めに入った。

10代目に頭を下げて頂くなんて、恐縮すぎる。


「しっかし、あれからいろいろあったなぁ」


10代目と俺のやり取りを見ていた山本が、急に口を開いた。


「ホントに。なんか夢みたいだね」


10代目が呟いたその時、電話が鳴った。

ちょっとごめん、と10代目は俺達に詫びを入れ、電話を取った。


「はい。……ああ、……分かったすぐ行く」


10代目は短く会話をして、電話を切られた。


「仕事か……?」
「うん。じゃあ俺はもう行くね。
 あ、そう言えば山本も獄寺くんも忙しくて自宅持ってなかったよね?」
「はい」


こっちに来てから、とにかく忙しかった俺達はボンゴレのアジトに住み込みで仕事をしていた。

だから自分の家なんて持つ暇がなかった。


「やっぱり。これからは休みが結構入ってくるから、くつろぐためにも今回の休み中に探しておくといいよ。
 って、俺はもう行かなきゃ。じゃあ、ゆっくり休んでね」


10代目はそう言うと走って出て行かれた。


「ツナも大変だな」
「ああ」
「まっ、せっかく作ってくれた休みだしゆっくりしような♪」
「……おう」


山本の意見に同意した俺は、部屋を出た。








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