リボーンの部屋

□やってくれないコト
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「獄寺〜?」


そう言いながら、屋上のドアを開けて周りをきょろきょろと見回してみた。

でも、誰もいない。


「ここでもないのか……」


そう言いながらドアを閉めて、屋上を後にした。



今、俺は獄寺を探している。

放課後、獄寺がどういう風の吹きまわしか、俺の部活が終わるまで待っててやると言ってくれた。

今までそんな事は全く無かったから、俺としてはかなり嬉しくてじゃあ早く切り上げて来ると言って大急ぎで教室を後にした。

その時、俺はかなり舞い上がっていて、どこで待っていてくれるのか訊いていなかった。

なので、いそうな所を片っ端から見ている。

教室にもいなかったし、屋上にもいない。

だとしたら、残ってるのは保健室か?

そう思い、俺は保健室の方へと走って行った。



保健室について、とりあえず俺はドアのガラスのとこから中をのぞいてみた。

すると、ベットのカーテンの間から獄寺の銀髪が少し見えた。

何やってんだ?あんなとこで。

そう思いながらドアに手をかけた。その時。


「ふっ……ぁん……」


獄寺の、今まで聞いた事の無いような声が耳に飛び込んできた。


「んんっ……シャマル……」
「どうだ?隼人。気持ち良いか?」
「ぁぁ……」


その言葉と同時に、カーテンから少し見えている髪が揺れた。

……え?

一瞬で、俺の頭が真っ白になった。

獄寺、ベットで何やってんだ?

しかも、保険医のおっさんと一緒に。

あんな声出して……。
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