リボーンの部屋
□ハジマリ
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「好きだ獄寺!!俺と付き合ってくれ!!」
「……は?」
クソ熱い8月のある日。俺は男に告られた。
今日、俺は十代目に勉強会に誘って頂いたから、かなり急いで家を出てきた。
そして、並盛商店街にさしかかった時。他校の不良に路地裏に連れて行かれた。
その不良は、先週からまれてボコッた奴だった。
多分仕返しをしに来たんだろうと思って仕方なく相手をしてやろうとした時。
そいつがいきなり告ってきた。
――――そして、現在に至る。
……おかしいよな?どう考えても。
俺は、こいつに怨まれるようなことはしたけど、惚れられるようなことはしてねぇし。
それ以前に、こいつ男だし。
そう思いながら考え込んでいた、その時。
「なぁ。返事、聞かせてくれよ」
そう言いながらそいつが顔を寄せてきた。
一瞬で、俺の身体中に鳥肌がたった。
「近寄んなー!!」
そう叫ぶと、俺は本能のままダイナマイトを取り出し、そいつに投げつけた。
――――数分後。
ダイナマイトで黒コゲにした男の横に座って、俺は頭を抱えていた。
「どうしよう……。俺、男に告られちまった……」
ぼそりと呟き、溜息を吐く。
「お?隼人じゃねーか」
「……シャマル?」
ずーんと、音が出そうなほど落ち込んでるときに、シャマルが現れた。
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