リボーンの部屋
□受けの苦労、攻め知らず
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「はぁ……」
今日は土曜日。ということでもうすぐあるテストに向けてツナの家で勉強会をしている。
ちなみに、山本は野球の練習が重なったので(泣く泣く)そっちに行った。
なので獄寺はツナにつきっきりで勉強を教えている。
そんな時にツナが深々と溜息を吐いた。
「どうしたんすか?十代目?」
「ううん……ちょっとね……」
「もしかして俺の教え方が……?」
「違う!獄寺くんの教え方はすごく解りやすいよ」
ツナはあからさまに落ち込む獄寺を制して、ははは、と力なく笑った。
「問題の事じゃなくってね。全く関係ないけど俺の溜息の原因は……その……骸、なんだ」
「骸?まさかあの馬鹿、十代目に何か?」
獄寺の眉間にしわが寄る。
「……これ見て」
ツナは、しばらく考えてから獄寺の目の前にたった今解いていたテキストを出した。
「ここ、見てみて」
ツナの指差す先には、手書きで文が書いてあった。
「?」
獄寺はツナからテキストを受け取り、その文を読んだ。
『綱吉君へ☆
遊びに来たんですが、もう寝てしまっていたので手紙を書こうと思います。
それにしても綱吉君の寝顔は、いつ見ても可愛いですねえ♥♥
あ、でも、僕以外の人間にその顔はぜえ――――――――――――ったい見せないようにして下さいね。もし見せたら……分かりますよね?
本当は、もっと書きたいことがあるんですけど、スペースが無くなってきたので。
今度、いちゃつきましょう。
あなたの恋人、骸より』
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