リボーンの部屋
□お家
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「ごくでらぁ〜〜。助けてくれぇ」
ドアを開けた瞬間、スーツ姿の山本に泣き付かれた。
なぜこんな状況に陥っているかというと。事の起こりは10代目の一言だった。
*・*・*・*・*
俺達は高校を出てからすぐにマフィアになった。
その時に9代目は引退して、ボンゴレはすべて俺たちに預けられた。
あれから、俺達はかなり必死に頑張って最近やっと安定してきたところだ。
そんな時、俺達は10代目の部屋に呼び出された。
「みんな、ここまでやってきてくれてありがとう。こっちに来てからかなりドタバタしてたけど、やっと安定してきたんだ。
だから、ここに集まってもらったみんなにはこれから三日間、少ないけど休みをあげるね」
そう言うと、10代目はにっこりと笑った。
「守護者が全員いなくなって、大丈夫なのか?」
「そこは心配いらないよ。俺がいる。それに、今は昔みたいにボンゴレを潰そうと考えるやつはいないからね」
「そ、それでは10代目が……」
「獄寺くん、俺の事は心配しないで。もう昔とは違うから」
この数ヶ月で俺達はかなり成長した。でも、一番成長したのは10代目だ。
立派なボスになられた。
それは、全員が知っている。
「じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ」
真っ先に雲雀が出て行った。
それに続いてほかの守護者も礼を言いながら出て行った。
残ったのは、10代目と俺と山本。
「じゃあ、俺らも行こうぜ。ありがとなツナ」
「どういたしまして。二人には、本当に感謝してるよ。今まで支えてくれて、ありがとう」
「そんな……お礼なんていらないです!当たり前の事っすから!!」
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