小説
□準誕☆
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「準さんっ!!おたんじょうびおめでとうございます!!」
2月2日は準さんの誕生日。
一緒に帰る約束をしていた準さんの元へ、駆け寄った。
「…で。なんなのお前?」
訝しげによせられた眉間の皺に、機嫌がよくないことは明らかだった。
理由は2つだと思う。
1つ目は、準さんを待たせたことだと思う。
2つ目は、待たされた上に
…オレが頭にピンクのリボンが巻くというフザケタ格好をしているからだろう。
「なんかさぁ、準さんの誕生日だから、お前プレゼントな!って慎吾さんにおもしろがって、つけられちゃった。慎吾さんも暇だよねー。…可愛い??」
「…ばっかじゃねーの。」