小説

□ずっと側に
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ねぇ、兄さん…
僕達幸せになれるよね?
一緒に居れば幸せ、だよね?
ねぇ…兄さん…。








魔鬼「朝からボンボンへ奉仕か…だる」

兄「魔鬼…それ、本人目の前にして言っちゃ駄目だよ?」

魔鬼「分かってるよ、兄さん」

ニコッと笑い言う、兄は大丈夫かな?と心配顔だ。
二人は今、社長の部屋へと向かって居た。それは社長に呼ばれたからだ。
朝早く社長から電話で『今すぐ仕事時の服を着て来い。客だ』と言われ急いで着替え今に至る。

魔鬼は寝起きも重なり
凄く不機嫌だ。


コンコン…

兄「…社長、魅鬼と魔鬼です」

社長室に着き弱々しくノックし来たことを知らせる。すると中から『入れ』と若干不機嫌な声色で許可を得ると中に入る。


社長「おぉ、二人とも其処に座れ…」

兄&魔鬼「はい」

社長「紹介する…コイツは俺の高校の先輩で裙無だ…んで後の二人が裙無の息子で遊夢と唯夢。
んで…裙無、こいつらは俺のお気に入りで此方が魅鬼、此方が魔鬼。魅鬼が兄の兄弟だ」

二人とも頭を下げ挨拶する。

裙無「こんにちわ、魅鬼ちゃんに魔鬼ちゃん」

ニコッと笑い挨拶する。

魅鬼「初めまして…魅鬼です」

魔鬼「初めまして…魔鬼です」

ニッコリと笑い挨拶する二人。

社長「んで…お前らを呼んだのはこの裙無と大事な話があっからその間、息子達の相手をしてくれ。良いな?」

魅鬼「分かりました」

魔鬼「了解…しました」

遊夢「俺、魅鬼ちゃんとお話したいなぁ」

ニッコリ笑顔で直ぐ様言う遊夢。魅鬼は驚いた風も無くニッコリ笑って了承する。

裙無「んじゃ唯夢は魔鬼ちゃんとお話しててね」

唯夢「分かった…」

魔鬼「……」

ちらっと魔鬼を見る唯夢に気付いた魔鬼はニコッと笑い返す。

魅鬼は遊夢と魔鬼は唯夢とそれぞれ別の部屋に行く。



唯夢と二人っきりになった魔鬼はベッドに座る。唯夢は近くに有った椅子に座った。
沈黙の時間が流れる。


魔鬼「(……んー、会話が無い。どうするか…こう言う時は…)」

魔鬼はベッドから立ち唯夢の元に行き唯夢の前で膝立ちし
椅子の取っ手に手を置くと見上げる感じで唯夢を見ると話し出す。


魔鬼「ボク沢山、お話したいな…唯夢さんと」

キュルンとした効果音が似合う仕草で話しかける。

唯夢「…話し?」

魔鬼「うん」

可愛く頷く。

唯夢「…ふ〜ん…」

と意味有り気な頷きをすると魔鬼を持ち上げ膝に乗せる。
驚いた魔鬼は小さな悲鳴をあげる。

唯夢「お話ってこう言う事でしょ?」

魔鬼「ひゃっ…」

魔鬼のまだ起って無いのを荒々しく握る。
魔鬼は小さく啼く。

唯夢「どうゆうお話が好み?激しく?優しく?それともSMちっくに?」

ニヤリと笑い言う唯夢。
魔鬼はそんな唯夢を見て一言。

魔鬼「…唯夢さんの好きな様に抱いて下さい。今のボクは貴方の物だから…」

と何時も仕事で言ってる台詞をそのまま言う。
表情も仕事の時と一緒で…。

唯夢「…ッ……そうかよ」

そう言ってまだ解して無い魔鬼の孔に一気に自分のを突き容れる。

魔鬼「ひゃぁぁー!!」

悲鳴をあげる魔鬼。
それに構わず律動を開始する唯夢。

魔鬼「あっ…あっ…ぃっ…痛っい…あっ…あっ…」

唯夢「痛い?気持ち良いじゃ無くて?お前の起ってんだけど?」

魔鬼「あっ…あっ……き、気持ち良い……あっ…あぁっ…」

唯夢「ッ…」

唯夢の首に腕を回し喘ぐ。
今まで様々な種類をやって慣れた魔鬼の身体は素直に反応しいつの間にか腹につくくらい反り返っていた。
唯夢はそんな魔鬼の反応を見て苦い表情をする。そして…


魔鬼「あっ…あっ…い、イク…イっちゃ…あぁぁあぁぁぁ!!」

唯夢「ッ…あっ…」

魔鬼は白い液を撒き散らし唯夢は魔鬼の中に出した。


唯夢「……」

魔鬼「……」

その後二人は一言も会話をしなかった。
正確には魔鬼が話し掛けても唯夢が無視って居た。

魔鬼「(何だよ、抱いた癖に……こっちも向かないし。興味本意で抱いただけか?
結局ボクは気持ち悪い醜いってか…。なら此処に来るなよ。来たのも興味本意か?
…ボンボンは暇なんだねぇ…結局ボク達は玩具か…)」

魔鬼は何故か悲しくなって来て気付かれない様に体育座りで顔を膝に埋めうつ向いた。





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