その他
□baby work
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―どうしたら良いのだろうか…
‘それ’を抱えながらアイクは考える。
頼りになる女性陣やダメ男(大人組)は他の依頼に向かい、リンクは買い出し、フォックスとウルフは各自、一度、自分の世界へ帰り、レッド(ポケトレ)はポケモン達と修行に、子供たちは皆、遊びに行ってしまった。つまり、今このスマ寮には
アイク、、マルス、ロイ、ファルコだけ
「なぁ、本当何をすればいいんだ?」
ポツリとロイが声に出し‘それ’を見る
「んー、依頼してくれるのはありがたいけれど…こういうのは僕、専門外なんだよね」
「それは僕も一緒だから」
『しっかし、本当に小せぇなぁ…』
ファルコは自分が持つふわふわの羽で覆われた手で‘それ’に触れる
すると…
「ふぇっ…」
‘それ’の行動に、この場にいる全員が考える事は同じだった
―あ、やばい泣く
「ふぇぇぇぇぇっ!!」
その大きな声に、3人は耳を塞ぐ。アイクは‘それ’を抱えていた状態だったので、耳にダイレクトに声が聞こえ、危うく手を離してしまうところだった。
『ど、どうすればいいんだ?』
『知るか!子供の、しかも人間の赤ん坊なんて世話したことねぇよ!!』
「「あ、ファルコ!!」」
またしても大きな声を出したせいで、赤ん坊は泣き出した
『あ、えっと…』
アイクがオドオドしながら赤ん坊の頭を撫でた。すると、赤ん坊はだんだんと大人しくなり、次第にきゃっきゃと笑い始めた
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