長編
□第四話
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これは昔、昔の物語
ある女の子は言いました
【皆を守る為だったら、私は死さえも受け入れる覚悟がある…】
男の子は女の子に言いました
【そんなのは…間違っている…誰かの犠牲の上にたつ幸せなんて…いらない】
女の子は困った顔をしました…
【だったら、どーしたら世界は…】
……あら?
どーかしたのかな?
ふふ…いきなりごめんなさい?
私?、私の名前はアンジュ…物知りな芋虫よ?
急にごめんなさいね?
あなたが私達の話の第三者かぁ…
じゃあちょっとだけお話しようかな?
第二のアリス…ルカ君にも聞こえるように
話をしちゃおうかな?
だから、ちゃんと聞いててね?
私は目の前にいる、蒼髪の青年に言った
「俺でいいのか?」
うん、あなたじゃなきゃダメなの
だってあなたは記録するものでしょ?
ねぇ?アイクさん
「あぁ…じゃあ、頼む」
そう言い、目の前の青年、アイクは腰に掛けていた剣を地面に置き、私の側に座った
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