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□はじまりは夜《後編》
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ピチャン、と天井に溜まった水滴が床へと落ちる。
テルにお姫様だっこのまま連れて来られたのはバスルーム。
着てないに等しい衣類を脱がされ
おいで、と手を引かれるまま中へと連れて行かれる。
既に浴槽にはお湯がはっていて、いつのまに?何て頭の隅で考えていた。
つき合いは長いけれど彼と一緒にバスルームに入った事は無かった。
やはり少し抵抗があったから。
けれども今何も纏わぬ身体で彼の目の前に立っている。
ただテルに触れられて、抱かれたかった。
さっきの行為が終わったばかりなのに私の身体はもう彼を求めている。
ドキドキと心臓が高鳴る。
「名無しさん、きて」
テルは浴槽の縁に座り、私の手を引く。
彼もまた何も纏ってなくて、さらけ出しているソコを見ないようにと目を反らす。
「ここにしゃがんで。」
言われるがままになってしまう。身体が火照り、ボーっとしてくる。
両手を掴まれたままその場に座ると嫌でも目に入ってしまう彼のオスの部分。
ごくり、と生唾を飲む。
「ねぇ、名無しさん・・・してくれる?」