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□はじまりは夜《前編》
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ここ まだ玄関なのに。

と、頭の中でぼんやりと考えていた。
愛しの彼は家の扉を閉めた途端に振り返りドアと自分の身体の間に私を閉じこめた。
そのまま情熱的なキスを送られる。

「んっ、んぅ・・・」

何度か歯がぶつかる音がしたが、まったく気にしてないようでそのまま口内で舌を絡め取り私の唇を貪っている。

「・・・っテル・・・」

やっとの思いで彼の名を呼んだが、テルはキスを続けたまま片方の手を服の裾から進入させてきた。
彼の指が私の肌に触れピクンと反応してしまう。
荒々しくブラをたくし上げ、胸が露わになる。
そしてそのまま痛いくらいに揉まれる。

こんな場所で、しかも立ったままの行為にひどく興奮してしまう。
テルもそうだろうか。


互いの呼吸は乱れ、ただただ快楽に溺れてしまった。
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