◆UNDER◆ 

□知ってる?あなたは焦らすのが好きなんです
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乾いた洗濯物をベランダで取り込んでいた時だった。
いきなり背後から両手が伸びてきたかと思えば何かを捕まえるかのように、
ガバッ!とその手は私の胸を掴んだ。

「てるひこさん・・・」

「なにー?」

「手!手、どけて!」

キッ、と睨みつつ背後にいる彼を見ると私とは反対に彼はニコニコニコニコ。

顔だけ見たら無邪気な子供。
でも手つきはやらしい。

「怒ってる顔も可愛いから無駄だよ」

「なっ・・・!」

なんて恥ずかしいセリフをサラッと言えるのこの人は!!
顔に熱が集まっていくのを感じ、それを見られたくなくて俯く。

「いやぁ名無しさんの後姿見てたらさぁ、こう・・・ムラムラしてきて」

「こんな真昼間からムラムラしないでよ!」

「無理無理。名無しさんが悪い」

ねっとりと舌で首筋を舐められる。
くすぐったいようなゾクゾクした感覚が背中を駆け巡る。

「んっ」

「あ、その顔たまんない」

急に顎を取られ唇を奪われた。

噛み付くようなキスから舌をねじ込まれ深いものへと変わっていく。
相変わらず胸を撫でる手の動きは止まらず、時折突起を指で弾かれる。

「んっ!ダメ・・・それ以上は、」

「このまましていい?」

「(話かみ合ってない・・・!)」

私の無言の訴えも空しくテルさんの片手がゆっくりと下半身へと降りていく。
熱い吐息のまま「名無しさん」と囁かれ耳を甘噛みされる。
立っているのも辛くなり、私はベランダの手すりに両手を支えるようにおく。

「そうやってお尻突き出してくれるなんて嬉しいなぁ」

「ち、ちがっ・・・!」


一生懸命首を振っても彼はまったく気にせず私に覆い被さりスカートの中へと手を侵入させる。
撫でるように這い上がっってきた手はそのまま下着越しに突起に触れた。





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