Short Dream

□きらめく朝
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今日は朝早くからテルさんは自宅のスタジオに篭ってしまった為、私は大人しくリビングで雑誌を読んでいた。


どのくらい時間が経っただろう。


気付けば時計の針は正午を過ぎていてお日様は高い位置で光を注いでいた。

お腹空いたなぁとぼんやり思っているとスタジオのドアの開く音がして中からテルさんが出てきた。



「お腹空いたでしょ?今ご飯作るよ。」



ニッコリと微笑まれ、テルさんの作ったご飯も食べたかったしお言葉に甘える事にした。


料理しているテルさんの隣で手際の良い動作を見ていたら"名無しさんは待ってて。"とやんわりキッチンから追い出されてしまった。

そして大人しくソファーに戻り読んでいた雑誌に再度視線を落とすと時折テルさんからの視線を感じた。

チラリと見るとやはりテルさんは私の方を見ていて目が合うたびに幸せそうに微笑んでいて私はその度にぎこちない笑顔を送っていた。

飽きないんだろうか?という程見つめられ私の心臓はさっきからドキドキしっぱなしだった。
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