06/05の日記

02:39
夏だからって何でも許されるわけじゃありません。
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「焼くつもりなかったのになぁ。もうヒリヒリするー」

「海なんか行くからだろ」

「だって急に友達に誘われたんだもん」

「つーかナニあの水着」
「干してるやつ?可愛いでしょ?今年の新作!」
「布の面積ほとんど無いじゃん」

「そおー?あれくらい普通だよ?」

「あんなの着るお前が信じらんない」

「えー!ヒドイ!何でそんな事言うの!」

「…酷いのはどっちだよ(お前の水着を他の男が見たなんて…)」

「…今日の尚なんかツンツンしてる…」

「(見た男全員の目潰ししてやりたい)」

「なにか怒ってる?」

「(つーか何で海行く前に俺に言わないんだよ黙って海に行かれた俺の身になってみろよ)」

「…なにか分からないけど、……ごめんね尚」



分かってないのかよ!?と、内心ツッコミたかったが堪えた。
シュンとしてるコイツを見てたら怒る気も失せる。
まぁ、今年はもう海にだけは絶対行かせないようにしよう。

ここは大人な対応をしようと肩を引き寄せて窓の外を見た。


「………なぁ、」

「ん?」



「とりあえずあれ乾いたら俺の前で着てくんない?」




いや、やっぱりここは見とかなきゃだろ?

夏を満喫しなきゃだし。








END

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