るろうに二人
□二つの結末
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『ふ、ふぁぁぁああ〜〜〜』
「あ、華乃起きた?」
『え…あ…あれ!?』
「おはよう」
『お…おはよう?あれ?私寝てた??』
「それはもう、ぐうぐうと。」
『わわっ!お姉ちゃんの指全部に包帯が!
ごっごめんなさい!』
華乃が謝罪の言葉を述べるのと同時に、ドンドンと門の戸が叩かれた。
「あ!帰ってきた!」
私は確信を持って部屋を飛び出す。
『えっまだ帰ってなかったの!?』
「おっかえりーっ!」
「ただいま!」
剣心さんは傷だらけの笑顔で言った。
弥彦君と宗次郎くんは笑みを浮かべているけれど、左之助さんと恵さんは浮かない顔。
「って、なんだかすっごい傷だらけね。」
「薫殿の指もなかなか…ん?華乃殿?どういうことでござるか?」
みんなの視線は、華乃さんに向く。
その本人は、地面とおでこを合わせている。
所謂土下座。
「華乃ね、まき割りしながら寝てたのよ。」
『ご、ごごごごごめんなさいィィイイ!!』
少し、自分の体温が下がる。
すっごい危ない…怪我しなかったのかな…