るろうに二人

□そして仲間がまた一人
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ボロボロになってまで闘うのは、

守りたい者があるから
誇りがあるから
作りたい世があるから

信じたい、ことがあるから







第七幕







「決着【ケリ】をつけようぜ、抜刀斎!!!」





斬左さんは斬馬刀を頭の上でぐるぐると回す。





「なんだ!?」

「ち…力持ちすぎです…」

「違うわ、遠心力を利用しているのよ!!」





斬左さん持ち前の怪力と、斬馬刀の超重に回転の遠心力を上乗せする気だ、と。





「………」





剣心さんは、冷静に構える。
ブンブンと斬左さんは斬馬刀をまわし続ける。





「最強の維新志士を倒す!!!!」

「そんなしみったれた強さでは、拙者は倒せんよ。」


「「おおおおお!!!!!!」」






二人が同時に声を上げる。

技が繰り出される。
お姉ちゃんは両手で目を覆い隠す。

私は勝負の行く末が気になり、そんなことしている余裕なんて無い。


カッ
武器破壊。


破壊したのは剣心さんの方だった。
斬馬刀が、真っ二つになった。





「!」





すぐに剣心さんは天高く飛んだ。






『!』

「あれは!!」

「比留間を倒した!!」

「そう!」


「飛天御剣流「龍槌閃」」






静かに呟いて、逆刃刀は斬左さんに当たった。

そうして、とんっと、ゆっくり剣心さんは地に足をついた。














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