るろうに二人

□対決・相楽左之助
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その人は

沢山の情報を集め


再び


私達の前に現れた






第五幕





ピク
「来客でござる」

「え?」




急な剣心さんの言葉に、全員が声を上げた。

お姉ちゃんは巷でちょっと流行の本を読み、(浪漫何たら
私も、同じく本を読み、
弥彦君と宗次郎君は、お茶やせんべいに手をつけていた。




「ちょっちょっと剣心。
何、どうしたの?」

「緋村さん?」

『?』



私は弥彦君と顔を見合わせ、疑問符を浮かべる。




「気を感じたでござるよ。」




すたすたと歩きながら、剣心さんは語る。




「全く隠そうとしない、バカ正直な闘気。」




剣心さんが開けた扉の先には、この前のでこピン一発の人。




「喧嘩、しにきたぜ」




にっと笑いながら、剣心さんを見据える。




「この前の・・・・・・!」




お姉ちゃん、宗次郎君、弥彦君が声を上げる。





「やはりお主か。喧嘩は遠慮すると、言ったはずでござるよ。」





剣心さんはふわりと笑いながら、でこピン一発の人に言う。
そうすると、でこピン一発の人はこちらのほうへ、一歩一歩歩いてくる。





「そうはいかねぇんだ。これは喧嘩屋としての喧嘩、こっちも退く訳にいかねぇ。
まして、相手が維新志士緋村抜刀斎なら、尚更な。」

「「「「『!!』」」」」













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