ぶっとび!!ジャ→ジ団

□あやつのひみつ
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「ごめんねこのちゃん。でもね、世の中には色んな人がいるから自分と違うっていうのは当たり前の事でしょ?素敵な個性だと私は思うの。」
委員長の考えには毎度恐れ入る。
「じゃあ零っちにも素敵な個性があるってことだよね。」
「まあそれはそうなんだけど…それじゃあ話が流れちゃうじゃん。」
あこちゃんが渋る。そう言えば、さっぱり淡白なあこちゃんが妙にこだわるような…。
「あこちゃん、どうかしたの?」
委員長もその事に気づいたのか不思議そうに首をかしげる。「いや…なんていうかさ…会話が上手くできなくて。」
??どういうこと?
「ふふっ。あこちゃんはやっぱり優しいのね。」
???
「そんなんじゃないよ。」
「つまり、どういうこと??」
自力じゃ答えが出せませんでした。
「つまり、あこちゃんは零ちゃんと仲良くお話したいってことなのよ。」
あこちゃん…が零っちと?
「気にしないで…ただのエゴだから。」
あこちゃん…本当はとっても優しい子なんだね。
「あこちゃん…何て良い子なの!このは嬉しいわ!!」
「複雑…」
酷いあこちゃん。
「じゃあ話を戻して…零ちゃんは…」
うん。
「…………」
委員長?
「ごめんなさい、わからないわ。」
「だめじゃん!!」
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