100のお題に挑戦!


□[001]2センチメートル
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「ちょ///するかしないかどっちかにしろ!!」




以前なら2人きりになると、むさぼられるような一方的なキスをされて、頭がぽぉ〜っとなってふわふわ気持ち良くなって…

理性とかなんとか余計な感情が薄れて甘えるコトだって最近ようやく出来るようになったところなのに!


抱きしめられて、

顔を近づけられて、

キスをしないってどーゆー事だよ?!


俺はどんな態度をとれば良いかわからなくて///


…きっと、顔は赤い、、と思う。


そんな態度の俺を知ってか知らずか、兄貴はおでこをくっつけながらまっすぐな瞳で俺を見つめてくる。


それがまた照れる。


なんで笑いもせず至近距離で俺を見つめれるのかが、まったく理解できねーし;

俺、無理だし。


耐え切れず視線をそらすと、くいっとあごをつかまれて元に戻される。


「だぁぁ!!もう!一体ナニしたいんだよ?!」


『わからないか?』
少し寂しそうな表情で小さくため息をつくと。


『お前からのキスがほしい…』


「はいぃ??嫌だよ!なに言って///」

指を立てすばやく俺と兄貴だけが包まれるような窮屈な結界を張った兄貴

『ちゃんと出来るまでここから出さないから^^』
と勝気に微笑みながら、イジワルをいう。


唇までの『2センチメートル』…。


この距離を自ら縮める事なんて

‥俺にはぜーったい無理だし。


誰かたすけて(涙目)





     □■END■□

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