BLACK作

□時を越え、繋がる仲間。
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イルカ『お、あそこに映ってるのはナルトとサスケじゃないか。』
イルカ「お、あれはナルトとサスケか?」
イルカ『ははは…映像の自分と台詞がかぶってしまった…。』

見るとナルトとサスケが小競り合いをしている様で、映像は次第に二人に寄っていく。

ナルト「ライダーだってば!」
サスケ「シンケンジャーだよ!」

今にも噛みつきそうな形相で睨み合う二人。

イノ「サスケ君、何やってるの?」
サスケ「こいつがシンケンジャーより仮面ライダーのが強いとか言うんだ。」
ナルト「だって強ぇーもん!」
サスケ「シンケンジャーはサムライだぞ!」
ナルト「Wは探偵だぞ!」
イノ「なんか噛み合ってないわね。で・も・アタシは当然サスケ君の味方よ♪サクラ、アンタもこっちに来なさい。」
サクラ「えっ…私わかんないよ…。」
サスケ「俺は一人で十分だ!」
イノ「まぁまぁそう言わず。アタシがシンケンピンクでサクラがイエローね。」
サクラ「わかんないけど…髪の色的に逆じゃない?」
イノ「気にしない気にしない。ほらナルト、これで3対1よ、どうする?」

気が強く口の上手いイノが相手に加わり、不利と見たナルトは近くにあった襟を引っ張る。

ナルト「むむむ…あっ!シカマル!ちょっと来い!」
シカマル「なんだよ…何やってんだ?…なんか面倒くさそうな状況だな…。」
ナルト「こいつが俺のフィリップだ!風都の平和は俺達が守る!シカマル、あいつらを検索しろ!」
シカマル「ちょ、まてまて、俺は入らねぇぞ。つーかまず木の葉の平和守れよ。」
イノ「アタシそれ知ってる!仮面ライダーWよね?結局変身したら一人じゃない。」
ナルト「ぐぬぬ…」

徐々に周りの視線を集めだした時、一人の少年が歩み出る。

?「一人では無いぞ。」

イルカ『あれは…ネジか?!小さいなぁ〜。』

サスケ「誰だ貴様?」
ネジ「通りすがりの仮面ライダーだ。」
ナルト「おぉ!ディケイドさん!」
イノ「なによ!まだ3対2じゃない!」
ネジ「ではヒナタ様、あなたもこちらに加わって下さい。」

そう言って引っ張り出された少女は、恥ずかしそうにキョロキョロしていた。

ヒナタ「えっ…!…ネジ兄さん…私…その…そういうのは…。」
サクラ「なんか…嫌がってるよ?」
イノ「そうよ!それになんで女の子が仮面ライダーなのよ!」
ネジ「問題無い。ヒナタ様、あなたは仮面ライダーファムです。」
ヒナタ「ファム?女の子のライダーなの?」
ネジ「そうです。とても強いライダーです。」
ヒナタ「…うん。私…頑張る。」

随分とマニアックなライダーを、とナルトが呆れた表情を見せる。
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