BLACK作

□桜の見た四月馬鹿
1ページ/5ページ

季節はすっかり春、花粉さえ気にしなければ絶好の花見日和である。
休日を持て余していたサクラをイノが甘栗甘に誘い、そこに買い物に来ていたヒナタを見付けた。

サクラ「ヒナタじゃない。その包みは?」
ヒナタ「あ…えと、シナモンロール。」
イノ「そんなモンまで扱ってたのね。知らなかったわ。」
ヒナタ「うん。意外となんでもあるんだよ。二人は?」
イノ「暇を潰しに甘味処、ってトコよ。」
サクラ「そっか、包んでもらうってのは思い付かなかったわね。イノ、包んで貰って外で食べない?」
イノ「外で?別にいいけど、包んで貰える物って限られてくるんじゃない?」
ヒナタ「大丈夫だよ。お団子も羊羮も、少し高いけどおしるこも包んでくれるよ。」
イノ(おしるこを…包んでくれるの?)
サクラ(なにかしら…凄く気になるわ。)
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ