BLACK作
□春風花風
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曹丕「見事なものだな。」
三成「………。」
曹丕「どうした?なにを難しい顔をしている?」
三成「これは何だ…!」
蓙の大きさは四畳半といったところか。
その半分以上を大量の果物と酒が占め、曹丕の頭は三成の膝の上にあった。
曹丕「実に素晴らしい。良い詩が詠めそうだ…。」
三成「大体、城から死角で誰にも見えてないというのは問題ではないのか?」
曹丕「なんだ、大所帯での大宴会を期待していたのか?」
三成「いや、そうではないが…」
曹丕「ならば良いではないか。」
三成「あ…あぁ…。」