ﾘｸｴｽﾄ小説
□ずっと一緒に…(仮)[製作中につき閲覧禁止]
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〜８月２０日〜
｢…………｣
無精髭の男が仏壇に手を合わせている。
｢お父さん。｣
｢ああ、こなたか。お前も手を合わせておけ。｣
｢うん。｣
｢｢…………｣｣
手を合わせた後、私はふと気になった事を聞いてみた。
｢ねぇお父さん。｣
｢なんだ？｣
｢お父さんは結婚する時になんて言ったの？｣
｢なんだ、急に。｣
｢だって『お前が振り向いてくれないから俺はこんなｷﾞｬﾙｹﾞｰ好きな男になったんだ。』って言ってお母さんと付き合ったんだから…結婚する時にはなんて言ったのかな、と思って。｣
｢そうだな……｣
お父さんは顎に手をあて、少し考える。
｢言っておくが、結婚する時は普通だったぞ？｣
｢えー……付き合う時があんな感じだもん。信用できないよ。｣
｢ふむ…なら、少し話してやるか。｣
お父さんはそう言うと目を瞑り少しずつ思い出しながら語り始めた。