全校の変態さんとこんにちわっ★
□It kisses The Sleeping Beauty of the prince.
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時間は午後6時30分
やっと部活が終わる時間だ・・・
そしていつものように俺は彼女である先輩を迎えに行く
「先失礼しますわー」
「おお。いつものお迎えやろ」
「そうですわ。ほな」
白石先輩に茶化される前に部室を出る
がらっ・・・
「先輩〜っ、部活終わりましたよー」
なぜか返事なし
近づいてみると・・・
(なんや珍しい、寝てるわ)
机に突っ伏して寝てる彼女
(起こすのもなー。てか疲れとんなら先帰ってくれてもええのに・・・)
彼女はいつも光の部活が終わるまでここで待っているのだ・・・
(・・・テニスばっかで怒ってへんのかな。別れるとか嫌やわ・・・)
そう思うと無意識に口から言葉が紡がれる
まぁ寝てるんやからええか
「・・・大好きなんすから俺から離れていかんといてください・・・」
空気に消え入りそうな言葉
(・・・寝てる人相手に何言っとんやろ)
「ウチも大好きよ?」
「・・・先輩起きとったんすか」
「えへー」
「えへーやないですよ、こっぱずかしいわー」
「ウチ光ん事大好きやから頼まれても離れんよ」
「・・・はぁ///」
「照れてる?」
「っ・・・照れてないっス///」
「顔赤いのは黙っといてあげるわー♪」
「・・・それは黙る言いませんわ」
「・・・なんでウチいっつもここで残ってるか知ってる?」
「一緒に帰るためやないんすか?」
「それもあるけど、こっからだと光の事が良く見えるんよ」
「・・・なんや少女漫画みたいっすね」
「女の子は憧れるもんなんよ」
「そうですか」
「そうなの!さて、こんな事言ってないで帰るかー」
「(こんな事て;)はぁ、そっすね」
立ち上がる光・・・
「ちょ、待ってや!」
そこには帰る準備も何もしてない先輩
「・・・帰らないんすか?」
「光ちゃんと起こしてー」
「・・・は?」
「今夕焼けが差し込んでてちょうど少女漫画みたいでええやんww」
「なにがっすか?」
「決まってんやろ!」
眠り姫には王子のキス!
(・・・キスをして起こせと)(ウチは眠り姫やからなvV)