小噺

□七夕スペシャル後日談の前日談
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―― バリーン!!と何かが割れる音がフロアーに響いた

瞬間、肩に置かれた手がぴくりと震える

「………」
「………」

キングサイズのベッドの上、バスタオル一枚の格好をした真田の上に、桐条が胸元も露にはだけて跨がっていた
自分の姿と、相手の顔を交互に見つめ、二・三度瞬きをする

「………」
「………」

しばしの沈黙の後……

「うわああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「うわああああぁぁぁぁぁぁぁ!?」

二人の絶叫が、ホテルの一室に響いた…――



左頬を原型が分からないまでに腫れ上がらせたリーダーと、まるで世紀末覇者のような闘気を全身に纏った岳羽と合流してからも、真田と桐条の間に会話はなく、互いに何とも恥ずかしい体験をしてしまったことにただただ顔を赤くするのみであった


…ちなみに後日、一部始終を見ていた山岸から詳細を聞いた荒垣は、幼なじみのあまりのヘタレさに思わず目頭を熱くしたという…


End.

*そっちかーーい!?というツッコミが聞こえてきそうな七夕スペシャル後日談の前日談

C様、キリリク大変お待たせしました!アキミツアキで、とのことでしたが…こ、これはひょっとしてミツアキ…?(汗)
エロにもギャグにもなりきれてないような駄文ですが、よろしければお納め下さい!
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