鋼の錬金術師/V
□番外編U/秘密の扉が開くとき
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。゜秘密の扉が開くとき。゜
目の前に現れた黒髪の『あの人』は
一体誰なんだろう…
判らない
判りたくない
もし、秘密の扉が開いたとき
俺は、『俺』のままで居られなくなる
だからこそ
扉をしっかり閉じて"無かったもの"にしなくてはいけない…
―――だけど、
何なんだろう、この切なさは
何だろう、この虚無感は
―――知らない、黒髪の『あの人』は誰なのか
―――愛しい、黒髪の『あの人』が
秘密の扉が開くとき、
――俺は、大地を翔け抜ける"風"になる―――
20090201