変わりゆくモノ

□戦いの誓い
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ズズズー


綾波はまだ、お茶をすすってる……


学校でも、あまりはなせなかったし、夢でも、うまく会話できてなかったきがする…



すると、急にレイは湯飲みを置き、シンジの顔をまっすぐみて、話し始めた。



レイ)あなたも、見た?

シンジ)えっ?なに?








レイ)あなたも、夢みたんでしょ?







シンジ)えっ、じゃあ、綾波も見たの?





レイ)えぇ、見たわ。
最後は、あなたと、もう一人の適格者しか残らない世界。
私が破滅の鍵になることも。でも、私はそんな世界は望まないわ。







シンジ)そうだったんだ……

だから、綾波は意図も簡単に使徒を殲滅できたのか。




シンジ)だけど、夢の世界とは少し、かわっている気がしない?





レイ)確かに。そうね。本来は今回の使徒はあなたが倒すはずだった。



シンジ)どうしてだろう…

レイ)わからない。
だけど、言えるのは、あんな未来を迎えないためには、私たちが、力を合わせる必要があること。



シンジ)そうだね…
うん。あんな結末を迎えないためにも協力しよう!




二人はがっちりと握手し、互いに、世界を破滅の道から救うことを誓った。





タッタッタッタッ




ミサト)ふぅ。ごめんねぇ。二人とも。リツコと長話ししちゃって…
あら、二人ともなに握手してるの?





二人はハッとして、手を離す。






ミサト)怪しいわねぇ…





シンジ)な、なにもないですよ。
レイ)なにもないわ。




ミサト)ふ〜ん、まぁ、仲がよくなるのはいいことよ。しんちゃん、レイを襲っちゃ駄目ヨォ。





シンジ)な、な、なにいってるんですかぁ!?


レイの顔は真っ赤だ。





ミサト)二人とも、からかいがいがあるワァ。
でも、とりあえず、レイが使徒を倒したことと、二人の仲に改めて乾杯ネ。




シンジ)一言多いですよ…

ミサト)しんちゃん!
なにかいったかしら?


シンジ)いえ。




ミサト)よろしい。
では、乾杯!





カチン。






使徒殲滅の喜びを3人で分かち合いながら、深夜の食事は続いた。
二人はその日寝不足で学校を休んだのは言うまでもない。







レイも夢を見ていた。二人はこのかわりゆく未来を救うことができるのか?
そして、もう一人の適格者とは?








次回、アスカ来日

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