変わりゆくモノ

□夢と現実
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シンジ)『ミサトさんいつつくんですか?』


ミサト)『えっ、もうちょいヨン…』


シンジ)『それ五回目ですよ』


ミサト)『もぉ、今つくわよぉ。私もなれてないの!我慢しなさい!』


角を曲がると、金髪の白衣を着た女性が立っていた。


ミサト)『リツコ〜〜』


リツコ)『ふぅ〜。ミサトなにをしてるの?人手も時間もないのに。ケイジへ急ぐわよ。』



リツコ)『その子がサードチルドレンね?』



リツコはシンジをみて言う。


シンジ)『サードチルドレン?』

シンジは聞き覚えがあった。


それは僕のことだ。


シンジ)『はじめまして、碇シンジデス。』





そんな自己紹介をしながら、ケイジへ三人は向かった。





リツコ)『ついたわ。』





凄く血生臭い……


でも初めてきたかんじがしない。





『カチッ』



明かりがつくとそこには、紫色のロボットの顔が。


シンジ)『わっっ。』

シンジは尻餅をつく。



リツコ)『これは汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンよ。』



シンジ)『エヴァンゲリオン? エヴァ?』



リツコ)『あら、知っているような口ぶりね。』



ミサト)『そういえば、使徒のことも、お父さんに聞いたんでしょ?エヴァのことも聞いていたの?』




シンジ)『あっ、はい…』


疑われぬよう、嘘をついた。そして、ここから、シンジは気付きはじめる。夢が現実と同じだということに。








男)『久しぶりだな、シンジ』








シンジ)『父さん!! 』夢と同じだ。

『僕にこれに乗れって言うんだろ?』


シンジのいきなりの質問にゲンドウは少し驚く。



ゲンドウ)『そうだ。』








シンジ)『わかったよ。乗るよ。』



リツコ)『よし、ミサト準備よ。指令室へ。』








男)『君はこのエントリープラグの座席に座ってくれ。』

シンジ)『はい。』


みたことがある。夢と同じだ。
これから、使徒と戦う。でも、世界は報われない。このままじゃ、夢と一緒になる。今の僕はそれを望んでいない。でも、知っているのは僕だけだ。
代えなきゃ。でも僕にできるのか………?
でも、逃げちゃダメだ……………逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ…』

『逃げちゃダメだ!!』








エントリープラグ注水。




『ゴポゴポ。』



リツコ)『シンジ君大丈夫?』


シンジ)『大丈夫です。』


ミサト)『あら、男の子ネェ。男らしいわぁ。シンジ君頑張ってネ!』








オペレーター)『主電源接続。全回路動力伝達。起動スタート!!』



オペレーター)『シンクロ率70%です!!』


リツコ)『有り得ないわ。初めてで、70%なんて。』
ミサト)『まぁ、シンクロ率は高いにこしたことはないわ。これなら勝てる!!』

ミサト)『指令!かまいませんね?』

ゲンドウ)『もちろんだ。使徒を倒さぬ限り我々に未来はない。』


ミサト)『エヴァンゲリオンただちにリフトオフ!』
























『ズドォォォーーーーン。ゴゴゴゴゴゴゴゴー。』















シンジ)『はっっっ。』
『病院?』
使徒。僕が倒した。だけど、使徒の消滅の爆発が激しくて気絶してしまったのかな?僕が、やらなきゃ、いけないのは、これからだ。夢の中の僕が守りたかった彼女を救うために。だけど、どうしてあんな夢をみれたんだろう?』















夢と現実を知る少年。
夢で助けたかった彼女とは?また、なぜ夢を見たのか?真実はまだ、闇の中。

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