銀魂・原作

□一発逆転!
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「…」

「…」

「…」

「…まだいんの?」

「…銀時、…俺達。付き合ってるんだよな?」

「うん」

「…」

「何?」

「……いや」





俺は万事屋を後にして、屯所に戻った。


コレは付き合ってるって、言えるのか?


違うと言われても、だからって、銀時から離れる事なんて出来ない。


恋人っていう肩書きだけでも良いから欲しかった。


だけど、相手にされないのは…辛いな…。





あれから銀時とは逢わないまま誕生日を迎えた。

誕生日パーティーと言う名の宴会が始まる。





「トシ〜誕生日おめでとう〜」

「…ああ、…ありがとう近藤さん」





すでに出来上がってる近藤さんに、ささっ、と酒を進められ俺も一口 呑む。





「アレ?副長、万事屋の旦那とは逢わないんですか?」

「あぁ?なんだテメェ。なんか文句あんのかコラ」

「ヒィ!何怒ってんですか!?俺は別に…」

「怒ってねぇよ」





悪気がないであろう山崎の質問にも苛立つ。





「土方さん、旦那にフラれたんですかィ?」

「フラれてねぇよ!」

「次は俺の番ですね」

「フラれてねぇつってんだろうがッ!銀時に手ェ出したらぶっ殺すぞ」

「じゃあ何で誕生日なのに一緒に過ごさないんですかィ?あんたの事だから…」

「うるせぇよ!」





一緒に過ごしたくても、銀時が嫌だ、つってんだから仕方ねぇだろ!







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