銀魂・原作
□一発逆転!
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贅沢を言うわけではないが、自分の生まれた日ぐらい好きな人と過ごしたい。
銀時とは一応 恋人同士という関係ではあるが…。
全く付き合ってるといったような感じではない。
それはー。
俺が銀時に決死の思いで告白して、断られそうになったのを阻止するために無理矢理犯したからだろう。
いや、間違いなくそうなんだ。
後から何とでも言えるが…後悔してる。
『…お前…こんな事あり得ねぇよ…マジ何なんだよテメェ、死ねバカ』
『…好きなんだ』
『だからってなぁ!!テメッ…やって良い事とッ……ハァ…』
『万事屋?』
『もういいよ…分かった、そんなに好きなら付き合ってやる、ハゲマヨしねバカ』
泣いてるようにも見えた銀時はさいごには投げやりだった。
何はともあれ俺は、あの男を手に入れたのだ。
これから俺を好きになるように仕向ければ良い、と思っていたが…。
俺にはあの男を振り向かせるすべが分からない。
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