銀魂・原作
□とびっきりの極上
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か、の様に見えたが…
俺が掴んでた腕を離すと。
「…ぎ、銀時、悪かっ……どわぁっっ」
思いっ切り押し返され俺はソファーから転げ落ちた。
「土方くーん、ちゃんと説明してくれるよね?」
銀時は素敵な笑顔で俺に木刀を向ける。
「っ待て!銀時っ話せば分かる、少し落ち着こうな?な?」
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いきなり鬼の格好をして表れた土方、なんの嫌がらせかと思ったが話を聞いてると、どうやら、沖田くんに騙されてるらしい…。
恋人にイタズラしても許される日だとか、
なまはげの格好をするのが、ハロウィンの常識だとか、
イタズラした後はお詫びにお菓子をあげるだとか、
よく考えたら嘘だと分かりそうなのに…。
沖田くんだよ?
あのサディスティック星から来た王子の沖田くんの言う事を信じちゃうの?
しかも、それを実行するの?
まぁ…それもコイツの可愛いとこなんだけどな、
「…銀時?」
「土方くーん、悪いけどハロウィンって そんな事する日じゃねぇよ」
「なっ、でも…総悟がっ……ァ、アノヤロー!チクショー!俺は騙されたのか!?」
「うん、そうだね」
チクショー!総悟の野郎ォ後で覚えとけよォォォ!!
まだ怒ってる土方を目尻に銀時は先程土方が言っていたセリフを思い出した。
『菓子をやる』
それを聞いたからには
あの言葉を言わない訳にはいかない…。
「なぁ、土方!ハロウィンの日にはな?こう言うんだぜ!」
銀時は両手を土方に向け差し出し、小首を傾げて、満面の笑みで。
「お菓子をくれなきゃイタズラするゾ!」
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