銀魂・原作

□1日遅れの
6ページ/13ページ



ドキドキ…


さあ、早く目を開けて私を見るのよ!銀さん。


フフフ、みんな後ろで銀さんが私に惚れる様を見届けるがいいわ!!



銀時は手を顔から下ろして、ゆっくり目を開ける…。





ぎ、銀時!旦那!銀さん!銀ちゃん!銀時くん!金時!


この時はみんな心が一つになった。





『目を開けるな!!』





銀時はやっとの事で光を取り戻そうとした時


目の前にはお妙の影が…。





「あ!!お妙さァァ〜ん」





ドゴッ!!





ものすごい音がしたと思ったら、いきなり近藤さんが表れてお妙を押しつぶしていた。



近藤さんんんん!?

な、何で…はっ…どうなった?銀時は?





「こんな所にいたんですか?お妙さん、探しましたよ!あれ?お妙さん?」





お妙はむくりと ゆっくり起き上がり...





「…コノッ、ゴリラァァァァァァ!!」





手を振り上げて近藤さんに殴り掛かろうとしたその細い腕は白い手に遮られた。


ガシッ





「お妙…ダメだよ、女の子が暴力なんか…」


「ぎ、銀さん…」





銀時はお妙の手を握り顔を見つめてる..

ま、まさか…。





銀さん…

そう言って銀時に抱きつく、


と、

思ったら...


スルリと避けられて





「…俺の、近藤を殴るんじゃねぇぇぇっ!!」





叫びながら、ガシィッと近藤さんに抱きついた銀時。






「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!?」」」





万事屋に大音量の叫び声が響く。


…どうやら銀時が最初に見たのは近藤さんのようだった。





「え?何?みんな どーしたの?…ちょっ、銀時?」





ここにいる全員の恨みを買った事を知らない近藤であった。







.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ