銀魂・原作
□1日遅れの
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そ、総悟ォォォ!?
てめっ…さっきもって…ちょっ、…おいィィィィ。
「…沖田くん、さっきも言ったけどそれ 何の冗談?」
…は、はは…総悟の野郎てんで相手にされてねぇじゃねぇか、
はは…
あ…なんか自信なくなって来た……。
俺も、あんな風に言われたりしたら…。
総悟は 冗談なんかじゃないでさァ なんて笑ってやがるが…。
俺は、んな笑える自信ねぇよ。
俺は あからさまに万事屋のソファに沈んでいたが、
そんな 場合ではなかった。
総悟はおもむろに懐からなんとも怪しい色をした液体が入った小瓶を取り出す。
「旦那ァそれならコレを飲んで下せェ、誕生日プレゼントでさァ」
「…いや、それならの意味がわかんないからね。プレゼントって…何コレ、飲み物なの?嫌がらせの間違いじゃね?」
銀時は総悟から受け取った小瓶を見つめてる。
「ささっ!早く飲みなせェ旦那!」
総悟は銀時から小瓶を取り それを銀時の口元に持っていく。
「ん、むぐっ…」
「待てェェェ!総悟!なんだそれはっ」
「あっ!返せ!土方コノヤロー!コレは旦那にやるもんでィ」
「だから何だよコレ!んな怪しいもん万事屋に飲ますんじゃねぇ」
「大丈夫ですぜィ、ただの惚れ薬でさァ!あっ…言っちまったィ」
「何ィィィィ!?」
総吾はワザとらしく惚れ薬を強調してして、いいのけ 俺が驚いている間に俺が取り上げたその惚れ薬はまた総悟に取り上げられた。
ほ、ほ、惚れ…
「惚れ薬だとォォ!?」
俺が叫ぶ前にどこからか叫び声が部屋の中に響き渡る。
そしたらどこからともなく見覚えのある長髪をなびかせた野郎が姿を現した。
「かっ桂ァァ!?」
「おい、小僧、今 惚れ薬と言ったな、俺によこせ」
桂は抜刀した俺には見向きもせず総悟に、とんでもなく勝手な事を言いやがった。
「嫌でィ、誰が渡すかィ…土方さん、桂ですぜィ早く捕まえなせェ」
「何で俺が!?お前も手伝うんだよっ」
「俺は今 忙しいんでさァ、旦那にプレゼントをあげなきゃいけないんで!」
「“いけないんで!”じゃねぇだろォ!させるかァァ」
「それをよこせェ!それを飲んだ銀時は俺とチョメチョメ」
「古ィんだよ、桂ァっ」
そんな3人のやり取りを他人事のように見ている当事者 銀時。
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