銀魂・原作
□真選組の万事屋争奪戦!
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そんな決意をしたものの避けられてる銀時に強気に出られない土方である。
銀時の周りには総悟や隊士達がまとわりついてる。
俺が話しかけても目をそらされ、総悟とどっか行ってしまう始末。
そんな俺は...
「山崎ィィィ!!」
「ひぃぃ!スイマセン!」
八つ当たりしてしまう始末。
そんなんで時が過ぎ夕方になるまで銀時に近づけなくてイライラが絶頂になった頃…。
銀時が1人で中庭を歩いてるのが見えた。
途端
俺は駆け出していた。
「銀時!」
「!!」
俺に気付いた銀時は逃げようとした。
が、俺の方が早かった。
「逃げるな!」
バンッと勢いよく屯所の外壁に打ち付けてしまい銀時は、うっと顔を歪ませていた。
「いってぇな!何すんだよ土方コノヤローッ」
何で避けるのか、他の奴と仲良くするな、俺のモンになれ、
そう言いかけたが、銀時は言葉とはかけ離れた顔をしていた。
頬を真っ赤に染めて涙目で俺を睨んでる。
「あっ悪い…」
その言葉を聞いた銀時は眉を寄せて押さえつけた俺の腕を払いのけ逃げるように歩き出した。
逃がさねぇよ!
「待て!どこ行くんだ!」
「…帰るんだよ、万事屋に」
掴まれた腕をぶんぶんと振り回して言ってるが、それを聞いた俺は更に強く握り締めた。
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