銀魂・原作
□真選組の万事屋争奪戦!
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一晩もたてば銀時はすっかり元気になった。
世話になってるのに何もしないのは心苦しいと真選組内の清掃や台所仕事をやり始めた。
普段はサボる隊士達も銀時に近づきたいばっかりにこぞって掃除を手伝ってる。
そんな事しなくてもそこにいるだけで良いんだよ、銀時‥。
ホントはずっと部屋で休ませておきたいのに‥。
無茶してまた倒れるなよ。
「おい、万事屋!昨日ぶっ倒れた奴が何してやがる。もう手伝いはいいから休んどけ!」
銀時は台所で夕食の準備の手伝いをしてた。
可愛いエプロン姿をもっと見ていたかったが…奴ら(隊士達)がくる前に銀時を隠さなければ!
この姿を誰にも見せたくない!
幸いここにいるのは俺と銀時と女中のおばちゃん達だけだ。
「おう!土方くん、ほら、医者から一週間の献立表(俺専用)貰ったんだよ、だからこれ渡しに来たついでに頼まれた」
「副長さん彼とっても器用で助かるわ〜!ずっといてもらいたいぐらいだわ目の保養にもなるし」
あ、それは俺も同感!
…じゃなくってー!
「でもコイツも病み上がり(?)だから休ませてやってくれ」
「それもそうね‥銀さんもういいわ!助かった、ありがとうね」
「そうなの?別にいいのに」
そう言って銀時は手伝いを続けようとしたが。
「いいから来い!」
「いてててて!あっおばちゃ〜んよろしく〜」
俺は銀時の腕を掴み台所から連れ出し、遠くから任せといて〜とおばちゃんの声が聞こえた。
銀時は何かぐちぐち言ってたが聞こえないふりをしておいた。
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