銀魂・原作

□さわるなー!!
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倒した勢いでせっかく直した着流しも乱れ、寝ぼけ眼で俺を見上げる万事屋。

赤く色づいた唇がおいしそう…。

汗ばんだ首元に吸い付きたい…。




「よ、万事…」




俺は、吸い込まれる様に万事屋の唇に近付き…。




「ひっ、土方さん!?」




銀時の唇しか見えていなかった土方は横にずっといる新八をすっかり忘れてた。

ハッとして勢いよく起き上がった土方は…。





「うわァァァァァァァァァーーーーーーー!!」


 
叫びながら万事屋の厠に駆け込んだ。


ハァハァ…


なんだ今のは、俺、今、何をしようと?

眼鏡が声を掛けなかったら俺は、そのまま…。


うわァァ〜〜〜〜〜!


どうしたんだ俺は。どうしたんだ俺の息子は?何にそんなに反応してるんだァァ〜〜〜!!

落ち着けッ早まるんじゃねぇェ!俺ェ!相手はあの万屋屋だぞ?


クッソ〜!!さっきのあの万事屋が頭から離れねぇ…。

思い出したら落ち着く所か、ますます…。




「…クソッ!!」




仕方ねぇ…。



土方は反応したモノを取り出し、抜いた。




「…ッ、ク……ゥ」




万事屋の、あの俺を見上げるトロンとした眼…。昨日の夢の俺を誘ってるかのような…。



クッ…ハァ…

うっ駄目だ…また…。


土方は再び勃ち上がったモノに手を掛けようとした時…。






ドンドンドン!




『お〜い、てめぇ、いつまで入ってるつもりだ!コノヤロー』




あ…


 

俺はドア越しの万事屋の声だけでイってしまった…。



5分後…。



ガチャ





「やっと出て来やがった、てめぇウ〇コか?人ん家ウ〇コですか?コノヤロー」





うなだれた俺に近づいて来る万事屋。


うっ、あんま近寄るな!





「おい、どーしたお前、顔赤いぞ‥熱でもあんじゃねぇの?」





万事屋が俺のおでこに手をやった。

ちょっ触るんじゃねぇよ。

あ…やべぇ、また…。





「…帰る」





俺は万事屋の手をやんわり払いのけ万事屋から出て行った…。

自分が信じられない俺はどうかしちまったのか?

そうだ…コレは病気だ…。

万事屋しか治せない病気。












その頃 万事屋では…。





「で?結局奴は何しに来たの?」

「…さあ〜…」





新八は土方が銀時にしようとしてた事は言わない事にした。

銀さん覚えてないみたいだし言う必要ないよね…。







end

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