銀魂・原作

□さわるなー!!
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「銀さん、起きて下さい」




眼鏡は言いながら万事屋に近寄りしゃがみ込んで万事屋の身体を掴み、揺さぶった…。




「…ん〜?」




寝起き特有の万事屋の掠れた声が聞こえる…。

それでも起きない万事屋を眼鏡は肩を掴み、無理矢理起こそうとした時…。





「触るなァァーー−ッ」


 

俺は無意識に叫んでいた。




「ななっ、何ですか?土方さん」

「あ、…いやっ」








…ホントに何なんだよ俺。何を触るなって?いいじゃねぇか、別に、誰が奴を触ろうが。

でも…、なんか。眼鏡が万事屋を触るのを見てると無性にイラッと………。









なんでだァァーーーー?関係ねぇよッ、違う違う!バカッ俺ェ。




「あん〜?何だよ…うるせぇなぁ」

「あ、銀さん、真選組の土方さんが何か用があるみたいですよ」

「あ〜?土方ァ………?あー…おめぇ」





万事屋は寝転びながら、俺を見上げている…。

あくびをして、涙目になって、はだけた着流しを直そうともせず起き上がった…。





「おい、万事屋ァ。てめぇ着物ぐらいちゃんと着れねぇのか」




 

そう言い土方は、銀時にズカズカ近寄り、背中までずり落ちてる襟を掴み首を絞める勢いで着直しさせた。




「ぐぇっ…」




そう変な声を出し万事屋は布団に倒れた…。

俺が押し倒すような形で。








こっコレは…まるで、昨日の夢のような…。







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