銀魂・原作

□さわるなー!!
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ガンガンガンガン!!



コラァーッいるんだろォー万事屋ァ。

早く出てこい!!



「ハイハーイ今開けます」



ガラッ



「あれ?あなたは真選組の…土方さん?どうかしたんですか?」




どうもこうもねぇよ眼鏡。早く万事屋を出せ!!何でおめぇが出てくんだよ。




「…万事屋は、いるか?」

「…銀さんの事ですか?何か用でも?」

「あぁ」




用があるから来たんだろうがッ。いいから早く万事屋をだせ!!




「銀さんまだ寝てるんですよ…用なら起こしますから、どうぞ上がって下さい」




なんだとォ、まだ寝てるだと?今 何時だと思ってやがる。

こんな腑抜けた野郎に俺が負けるはずがねぇ!!



俺は眼鏡に案内され、家の奥まで通された。

あ、なんか甘い香りが…。二度ほど嗅いだ事がある。

あの、池田屋の時や、屋根の上での………。

なんかいい匂いが…。


違う違う違う!バカ俺ッ。







「銀さーん!もういい加減起きて下さい。お客さん来てますよ!」




眼鏡の小僧は奥の襖を開けた。

寝てる間に制裁を下してやろうか。

それは冗談だが…。







「おい万事屋ァ!いつまで寝てやがるッさっさと起き………」







そこで、

土方が見たものとは…。





暑さでか、掛け布団は蹴飛ばし。

寝間着の襟元は大きく乱れ。

帯だけが腰元に繋がった状態で。裾も開き下着も丸見え。

蒸気した頬。首元にうっすらかいた汗。


大の字になって寝ている銀時だった…。





……………!!



他から見たらだらしない姿だろうが、土方は違った。





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