銀魂・原作
□わしの望みは只一つ!
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土方どうしたんだろう…
最近悩んでるみたい。
よく、ひっついてくるし
今 仕事 行ってるけどちょっと心配…様子 見て来ようか。
俺は新八達に行き先も告げずに万事屋をでた。
「おぉ!金時〜、金時〜!今、おんしんとこ行くとこじゃったんじゃあ〜」
「…ん?あ、辰馬だ」
家を出て5分もしない内に旧友 坂本辰馬が騒がしく表れた。
久しいのぅ〜そう言って辰馬は俺をぎゅっと抱き締める。
相変わらず人懐っこい奴だ。…でも、ホントに
「久しぶりだな、いつココ(地球)に戻ったんだ?」
「今日じゃ〜美味い甘味処 見つけたきに おんしを迎えに来たんじゃよ」
「…甘味…」
銀時は甘味処という言葉に片眉をピクッと反応させて迷った…。
どうしよう…土方くんも心配だけど、甘味も捨てがたい…。
う〜ん…
あっ!コイツ、意外とモテんだよなぁ、…ちょっと相談してみようか…。
辰馬は頭カラだけどコイツの意見もたまには聞くのも良いかもしれない。
そして ついでに甘味も奢ってもらえば…!
1人で悩むより何かわかるかもしんねぇし、
あ、あくまでも甘味はついで だからな!
ついで!
頭を使うには糖分も必要だし。
「…金時〜?どうした、行くじゃろ?」
「…うん!俺も相談してぇ事があるんだ〜だから、行ってやるよ」
「おんしが相談とは珍しいのぅ、良いぜよ!何でも わしに相談しんしゃい!」
はっはっはっ!!
豪快に笑い、辰馬は俺の腕をグイグイ引っ張って歩き出した。
…そう…
辰馬の、このお誘いにお気軽に乗ったのが間違いだったという事に。
今の俺は知る由もない…。
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