時の物語

□〜第5章〜
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するとレイラさんが僕の方へ歩いてきた・・・。

レイラさんは僕の前に立ち、僕のペンダントを見て・・・。

「レスト様の魔力を感じる・・・じゃあ貴方がカイン君?」

「あ、はい・・・。」

「・・・よく見たらレスト様そっくりだしね、目元がシュリに似てるかも。」

「レスト様・・・?」

「なに、貴方自分の母親の事も教えてもらってないの?」

「・・・。」

困っている僕にライさんは助け船を出してくれた・・・。

「この子はついさっきシュリが兄という事を知ったんだ。」

「あら、そうなの・・・まぁ、シュリの性格だったら言わなかったのも分かるかも・・・。」

するとレインとにらみ合っていたシュリさんが・・・。

「ライ、俺は城に行って報告をしてくる、お前はこいつらの子守でもしてろ。」

僕はなぜかシュリさんを引き留めてしまった。

「あの・・・シュリさん・・・。」

「今のお前に出来ることなど何もない、お前は目立たないようにじっとしてろ。」

そう言ってシュリさんは何処かへ歩いて行ってしまった。
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