時の物語
□〜第5章〜
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「アリゲル・・・まさかあのアリゲル♪やだぁ♪久しぶりじゃない!元気だった?」
するとレイラさんにライさんが尋ねた・・・。
「レイラ、知り合いだったのか?」
「元彼♪」
「んなわけあるか!!」
「何が合ったの?」
「この女、いきなり俺の家に上がり込んで来て『汚いけどまぁいいわ、あなた私を【タダで】ここに泊めなさい!』って言って一ヶ月も居座りやがったんだ!」
「・・・レイラ、任務の時はその分の金が配給されていたはずだが・・・。」
「そんなの任務の時用の洋服代に消えたに決まってるじゃない!!」
「・・・たしかお前は余分に洋服代にと貰っていたはずだが・・・。」
「鞄とかいるでしょ!」
ため息をついてライさんはアリゲルに・・・。
「苦労をかけてすまなかったな少年。」
と少し同情しながら謝っていた・・・。